キュー‐オー‐エス【QoS】
読み方:きゅーおーえす
《quality of service》マルチメディアコンテンツの配信をはじめとするネットワークサービスの品質。クオリティーオブサービス。
QoS
インターネットなどのネットワーク上に流れる情報(サービス)の通信品質を保証する技術。映像や音声などのアプリケーションが乱れずに快適に通信できるように、必要とする帯域(ネットワークの伝送速度)を確保して、一定した伝送速度を提供する、あるいは重要なアプリケーションを優先させるために送信データに優先順位を付加することなどを、ネットワーク上で保証する技術のことを言う。
高解像度のきれいな映像、きれいな音声(いわゆるリッチ・コンテンツ)をブロードバンド・ネットワーク上で流通させるマルチメディア時代を迎えて、アプリケーションごとに必要とする通信品質(QoS)を提供することへの要求がますます高まっているため、QoSが注目されている。
QoS
サービス品質
【英】:quality of service (QoS)
電気通信分野において, 通信サービスがどの程度良好に行われているかという品質を表したものである. 通信開始時と通信中, 通信終了時の3つのフェーズに分けられており, それぞれに速度と精度, 信頼性についての評価の基準が設けられている. 無形の商品である情報やサービスの品質は, それを受けた人の満足度によって評価できる.
待ち行列の応用: | かんばん方式 たたみ込み法 アーラン, アグナー・K サービス品質 ジャクソンネットワーク ジャクソンネットワーク スループット |
Quality of Service
(QoS から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 16:17 UTC 版)
Quality of Service(クオリティ・オブ・サービス、QoS)とは、コンピュータネットワークにおいて、重要な通信パケットにマークを付け、優先的に処理する等の方法により、ネットワークの可用性を適切に管理するための技術である[1]。サービス品質とも呼ばれる[2][3]。LANスイッチ(レイヤー2スイッチ)等により実現される。QoSを実現するための機能は「QoSツール」と呼ばれ、輻輳管理、輻輳回避、帯域抑制の3つに大別される。
- ^ “QoSとは”. network.yamaha.com. 2020年9月26日閲覧。
- ^ a b c d 日経NETWORK 2004年1月号 「特集2 QoS」p84-p85
- ^ a b c d e 日経NETWORK 2007年8月号 「特集2 通信品質」p74-p75
- ^ Stallings, William (2016). Foundations of modern networking : SDN, NFV, QoE, IoT, and Cloud. Florence Agboma, Sofiene Jelassi. Indianapolis, Indiana. ISBN 978-0-13-417547-8. OCLC 927715441
- ^ a b 日経NETWORK 2007年12月号 『VoIPを導入するための機能』 p.160
- ^ Stallings, William,. Foundations of modern networking : SDN, NFV, QoE, IoT, and Cloud. Agboma, Florence,, Jelassi, Sofiene,. Indianapolis, Indiana. ISBN 978-0-13-417547-8. OCLC 927715441
- ^ 那須野洋一、岡田孝博著「スイッチ・ネットワーク 不要なパケットは止めて重要なパケットを優先する」 日経NETWORK 2005年8月号 p.171
- 1 Quality of Serviceとは
- 2 Quality of Serviceの概要
- 3 概要
- 4 優先制御と帯域制御の限界
- 5 音声とビデオのQoS要件ガイドライン
QoS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/25 20:30 UTC 版)
「ディープ・パケット・インスペクション」の記事における「QoS」の解説
P2Pなどのアプリケーションのトラフィック増大がサービスプロバイダにとって大きな問題となってきている。P2Pは主にファイル共有に使われている。共有されるファイルは、文書・音楽・動画・アプリケーションなど様々である。大きなファイルを頻繁に転送するため、P2Pのトラフィック負荷は増加しており、ネットワーク容量の増強が必要となっている。サービスプロバイダは、ごく一部のユーザーがP2Pトラフィックの大部分を生み出しており、多くの加入者の電子メールやウェブ閲覧で使用する帯域幅を圧迫していると主張している。そして、ネットワーク性能が低下することで顧客が離れ、売り上げ減につながるという。 DPIを使えば、帯域幅を過剰に売っても、ネットワークの輻輳を防いで全ユーザーに平等に帯域幅を分配することが可能である。また、ウェブ閲覧などに比べて低レイテンシを要求されるVoIPやテレビ会議のトラフィックに高い優先順位を付けることもできる。これは、ISPが自身のネットワークを流れるトラフィックを監視して動的に帯域幅を割り当てるものである。
※この「QoS」の解説は、「ディープ・パケット・インスペクション」の解説の一部です。
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