L3スイッチ
別名:レイヤー3スイッチ,レイヤ3スイッチ
【英】Layer 3 Switch
L3スイッチとは、ネットワーク内でパケット交換を行うスイッチと呼ばれる装置の一種で、OSI参照モデルにおける第3層(ネットワーク層)においてパケットの送信先アドレスを振り分ける仕組みを持ったスイッチのことである。
L3スイッチでは、ほとんどの場合、転送プロトコルにIPを用いる。ハードウェア的にスイッチングが行われるため、ソフトウェア的に処理を行うルータに比べても格段に高速であると言われている。ただし最近では機器の高性能化や多様化によってL3スイッチとルータの違いは薄れてきているとも言われている。
L3スイッチに対して、OSI参照モデルにおける第2層(データリンク層)でスイッチングを行う装置はL2スイッチと呼ばれる。L2スイッチでは転送プロトコルとしてイーサネットなどを使用している。また、第4層(トランスポート層)でスイッチングを行う装置はL4スイッチと呼ばれている。L4ではTCPなどをプロトコルとして扱うことができる。
レイヤ3スイッチ
(L3スイッチ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 04:22 UTC 版)
レイヤ3スイッチ(L3スイッチ)は、コンピュータネットワークで、ルーターとスイッチングハブの機能を併せ持つ機器。LANの中核を構成する事例が多く、その場合はコアスイッチとも称する。「レイヤ3」はOSI参照モデルで第3層にあたるネットワーク層のデータ転送処理を担うことに由来する。
- 1 レイヤ3スイッチとは
- 2 レイヤ3スイッチの概要
L3スイッチと同じ種類の言葉
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