二リン酸とは? わかりやすく解説

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二リン酸

(H4P2O7 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/09 04:22 UTC 版)

二リン酸
Chemical structure of pyrophosphoric acid
3D model of pyrophosphoric acid
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.017.795
PubChem CID
UNII
性質
H4P2O7
モル質量 177.98 g/mol
融点 71.5 °C
極めてよく溶ける
溶解度 アルコール、エーテルに極めてよく溶ける
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
 verify (what is  N ?)

二リン酸(にリンさん、二燐酸、英: diphosphoric acid)は、化学式 H4P2O7 で表される無機化合物である[1]。ピロリン酸(ピロリンさん、ピロ燐酸、英: pyrophosphoric acid)とも呼ばれる。

リン酸を高温で脱水縮合することで生成する(接頭辞の pyro- は「熱・炎・高温」を意味する)[1]。また、日本語において名称の類似するピロリン(英: Pyrroline)はアミンおよびイミンの一種であり、直接の関係はない。

生化学における二リン酸

ヌクレオシド三リン酸における2つのリン酸間にある結合は高エネルギーリン酸結合と呼ばれ[2]、高い結合エネルギーを有する。この加水分解反応で生じるエネルギーを利用して、液胞膜を介したプロトン輸送や、解糖系におけるフルクトース-6-リン酸のリン酸化が起こる。

DNA 合成時の副産物として生じるが、この二リン酸は直ちに加水分解されるため、合成中の逆反応(分解)が起こらないようになっている[3]。

関連項目

脚注

  1. 1 2 第2版,世界大百科事典内言及, 化学辞典. “二リン酸(ニリンサンエン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年7月9日閲覧。
  2. ↑ 大鹿, 譲 (1960). “高エネルギー結合”. 日本物理學會誌 15 (10): 582–587. doi:10.11316/butsuri1946.15.582.
  3. ↑ 中村, 照也; 山縣, ゆり子; Wei, Yang (2013). “時分割タンパク質結晶学によるDNAポリメラーゼηのヌクレオチド転移反応の可視化”. 日本結晶学会誌 55 (1): 42–46. doi:10.5940/jcrsj.55.42.



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