キランソウ
きらんそう (金瘡小草)
●わが国の本州以南から朝鮮半島や中国、東アジアに広く分布しています。道ばたや丘陵などに生え、茎は地面を這って広がります。茎は丸く、倒披針形の葉には粗い鋸歯があります。3月から5月ごろ、葉腋に濃い紫色の唇形花を数個咲かせます。別名で、「じごくのかまのふた(地獄の釜の蓋)」とか「こうぼうそう(弘法草)」、「いしゃごろし(医者殺し)」と呼ばれます。昔から漢方薬として、咳止めや健胃薬として用いられてきました。名前は、中国名が転じたもの。
●シソ科キランソウ属の常緑多年草で、学名は Ajuga decumbens。英名は Creeping bugleweed, Kiransou。
医者倒
医者殺
地獄釜蓋
牛舌
金瘡小草
金瘡草
キランソウ
(Ajuga decumbens から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 10:02 UTC 版)
キランソウ(金瘡小草、学名: Ajuga decumbens)は、シソ科キランソウ属の多年草。道端などに生える雑草。別名、ジゴクノカマノフタともよばれる。
- ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年4月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g 大嶋敏昭 2005, p. 111.
- ^ a b c d e f g h 稲垣栄洋 2018, p. 129.
- ^ 『野に咲く花』、171頁。
- ^ a b c d e f g 稲垣栄洋監修 主婦の友社編 2016, p. 29.
- ^ 『残しておきたいふるさとの野草』、98頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 馬場篤 1996, p. 44.
- ^ a b c d e f 近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著 2010, p. 72.
- ^ a b c 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2018, p. 73.
- ^ a b c d e f g h i j k l m 川原勝征 2015, p. 116.
- ^ 主婦と生活社編 2007, p. 28.
- ^ 大嶋敏昭監修 2002, p. 140.
- 1 キランソウとは
- 2 キランソウの概要
- 3 形態・生態
- 4 利用
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
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