5あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 08:16 UTC 版)
「ラヴクラフトとダーレスの合作作品」の記事における「5あらすじ」の解説
1930年、ミスカトニック大学のエイモス・バイパーは、観劇中に突然意識を失う。3日間の昏睡状態の後に目覚めたときには見当識障害に陥り、あらゆる記憶を失っていた。また身体の機能に異常はないが、物を掴む・歩行する・喋るなどが困難となっていた。しかし知性は損なわれておらず、わずか一週間で日常生活に必要な行動を学び直し、一ヵ月で現代人としての知識を再学習する。そしてアーカムを離れ、世界中を旅したり大図書館で古い書物を読み漁り、「似たような発作の経験がある人物達」と会う。1933年のある日、3年間の記憶全てを失い、元のエイモスに戻る。 回復したエイモスは、眠ることが怖くなるほどの夢に苛まれるようになる。エイモスはコーリイ医師を受診し、「3年間、牡牛座の暗黒星で大いなる種族の研究に協力させられていたこと」「役目を負えて地球に戻される際に記憶消去を施されたのだが、不完全だったらしいこと」「今なお彼らの監視下にあり、再び人格転移をされるだろうこと」等を語る。 そして再びエイモスの人格が変貌する。エイモスは、悩まされていた幻覚は消えたと、晴れやかに語る。コーリイ医師は回復とみなし、エイモスの身内が「ぶり返した」と主張する意味を理解できない。続いて医師の診察室に何者かが侵入し、エイモスのカルテや関連文書を盗み出す。不審に思ったコーリイ医師は、エイモスが診断中に言っていた事柄について詳細に調べるが、「インスマスの出来事」「ミスカトニック大学南極探検隊の狂気山脈発見」「禁断の書物には大いなる種族についての記載がある」など信じがたい事実を知り、混乱する。一方で回復したエイモスは「似たような発作の経験がある人物達」を集めて探検隊を組織し、アラビアの砂漠に向かい、隊ごと消息を絶つ。 コーリイ医師のもとを、新たな患者が訪れる。施錠された診察室に看護婦が異変を察し、呼ばれた警察が入って来たとき、コーリイ医師と身元不明の患者の2人は、「蟹を連想させる」不自然な動作で、暖炉の炎に書類群をくべていた。2人ともまともな会話ができない精神状態に陥っており、精神病院に監禁される。
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5あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 00:26 UTC 版)
「タイタス・クロウの事件簿」の記事における「5あらすじ」の解説
エジプトの女王ニトクリスは、呪いの鏡を用いて政敵を処刑していたという。やがて鏡は副葬に供される。 カイロの市場で、アブーという男が、あまりにも高価な品物を扱っていたうえ入手元を公開するのを頑として拒んだために、怪しまれて逮捕される。彼は留置所内で、官憲に「ニトクリスの呪いが降りかかる」とわめきちらす。探検家ブラウン-ファーレイはニトクリスと呪物について調べ上げ、さらにアブーを探し当てて薬物や現金を握らせて墓所を暴露させることに成功する。旅は難航するも、ついに探検家は墓所にたどり着き、アブーが盗掘し損ねた鏡を持ち帰る。帰宅後、彼は悪夢にうなされるようになり、錯乱した思考で、夜に鏡を布で覆わなければならないなど迷信と断じ、布を剥がして深夜0時を迎えようとする。そして突然失踪する。 ブラウン-ファーレイが所持していた「ニトクリスの鏡」と彼の日記が、競売にかけられ、アンリ-ローラン・ド・マリニーが落札する。アンリは日記を読み進め、鏡の危険性を察し始める。ふと気が付けば、深夜0時を迎えつつあり、鏡に目をやると、怪物が映っており、しかも鏡面からせり出しつつあった。怪物は、不定形の胴体に、2人の人物が混在したような顔を備えており、半々の顔は、ニトクリスの肖像画と、新聞に載っていたコレクターの顔写真にそっくりであった。 目撃したアンリは、咄嗟に抽斗から破魔の拳銃を取り出し、鏡を破壊する。破片はテムズ川に投棄し、青銅製の枠縁は高熱で溶かして埋める。恐怖を鎮めるために、睡眠薬を飲んで無理やり眠りにつく。
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