5『ニトクリスの鏡』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 00:26 UTC 版)
「タイタス・クロウの事件簿」の記事における「5『ニトクリスの鏡』」の解説
ニトクリスのかがみ、原題:英: The Mirror of Nitocris。 1968年6月に執筆された。タイタスが登場せず、アンリが主人公・語り手となっている。 ニトクリスは、古代からの記録にはあるものの、実在が疑問視されている人物である。ラヴクラフトは彼女を題材にして『ファラオとともに幽閉されて』を創作しており、その影響を受けてロバート・ブロックは『暗黒のファラオの神殿』を書いており、続くラムレイの本作は先2作品のパスティーシュである。『ファラオとともに幽閉されて』時点ではクトゥルフ神話ではなかったが、ラムレイの本作によってニトクリスはクトゥルフ神話の人物になった。 東雅夫は「古代エジプトの魔女王ニトクリスにまつわる呪物ホラー」と解説している。
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