2019年12月から2020年8月にかけての噴火に伴う経過とは? わかりやすく解説

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2019年12月から2020年8月にかけての噴火に伴う経過

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:08 UTC 版)

西之島」の記事における「2019年12月から2020年8月にかけての噴火に伴う経過」の解説

2020年1月26日時点西之島NASA衛星画像)。自然色画像に熱赤外線データ赤色)を重ね合わせている。 2019年令和元年12月5日 - 気象衛星観測により、西之島温度の上昇が確認される噴火可能性があるとして気象庁火口周辺警報発表警戒すべき範囲を約500メートルから約1.5キロメートル引き上げた12月6日 - 海上保安庁前年7月以来噴火確認し、この時点溶岩海岸から約200メートル地点まで到達していたと発表12月7日 - 航空機による調査溶岩が海に達したことが確認された。 12月15日 - 海上保安庁の上空からの観測により、新たに北側出現した火口からの溶岩北西側海岸到達していることが確認された。気象庁火口周辺警報海上警報発表し警戒必要な範囲山頂火口から約2.5キロメートル引き上げた2020年令和2年1月17日 - 海上保安庁観測で、北東側海岸溶岩流出していることが確認された。2月4日観測でもさらに活動高まっており、島の北側拡大予想された。 3月9日 - 海上保安庁による航空機からの観測で、山頂火口南西側中腹からも新たな溶岩流確認された。衛星画像では2月末頃からその兆候見られており、それが裏付けられた形である。またガス放出量が増え、島の北側への拡大依然として継続6月15日 - この間断続的な噴火続き6月12日から噴煙高く上げ噴火が目立つようになる。特に6月14日15日には噴煙これまで最大の2,600メートル達した推定され、この日の午後0時53分に気象庁父島周辺降灰予報発表した。ただし、このとき該当地域での降灰観測されなかった。また、同日海上保安庁の上空からの観測によれば中高火砕丘北東側中腹からの溶岩が海に達していた。 6月29日 - 海上保安庁航空機による観察では、新たに南西方向の海岸溶岩流出していることが確認された。これに先立ち26日には上空4,400メートルまで立ち上る噴煙確認されており、依然として島は拡大継続していると見られる。この日の観測によりわずかに残っていた旧島の台地部分も火口からの噴出物により埋め立てられていたことが判明した7月3日 - 気象庁気象衛星ひまわり8号での観測結果火山活動活発化した2013年以降で最も高い「噴煙が4700メートルまで噴出している」ことを確認した発表した火口周辺警報入山危険)を継続し山頂火口から2.5キロメートル圏で飛散する大きな噴石溶岩流警戒呼び掛け付近航行する船舶注意呼び掛けている。また、だいち2号による干渉合成開口レーダー (InSAR) 画像で、6月19日から7月3日までの14日間火砕丘直径1.5倍に拡大し、南斜面地形変化・島北部から東部にかけて噴出物による干渉性低下見られた。 7月4日 - 前日更新した最高記録をさらに上回る8,300メートル噴煙確認されたことを気象庁発表海洋気象観測船凌風丸派遣して現地海域観測した結果7月11日には山頂火口から大量火山灰連続噴出夜間には溶岩火口縁上約200メートルまで噴出する活動確認した一方で7月中旬には地表面高温はほぼ確認されなくなった7月30日 - これまで概ね溶岩流覆われていたが、島全体火山灰覆われていることが朝日新聞によって確認された。 8月2日頃 - 西日本の空が曇りはじめる。西之島噴煙によるPM2.5影響とみられ、特に沖縄では8月5日には注意喚起レベルとなった8月4日 - 韓国気象庁西之島噴煙一部朝鮮半島南海岸に達しPM2.5数値上昇していることを発表した8月19日 - 海上保安庁の上空からの観測では、これまでのような大量火山灰放出する噴火確認されなかった。 10月5日 - 海上保安庁の上空からの観測噴火確認されず、噴煙だけが観測された。10月28日観測でも噴火確認されず、気象庁噴火がほぼ停止しているという見方示した12月18日 - 8月下旬以降噴火確認され火山活動低下しているとして、気象庁警戒範囲を約2.5kmから約1.5kmに縮小した。ただし警戒引き続き必要としている。 2021年令和3年) 1月4日 - 山頂火口から噴煙上がり、島の南側から600mまで黄色変色確認された。茶色黄色変色火山活動激し証拠海中噴火していると考えられる1月27日 - 噴煙上がり続け、島の西側多く黄色変色観測され全体的に広がっていた。 3月6日 - 噴煙激しくなり、島の西側黄色変色観測された。 3月7日 - 噴煙急激に弱まるが、依然として島の西側黄色変色観測された。 4月8日 - 噴煙は完全に収まる。なお島西側から南側にかけて黄色変色観測された。

※この「2019年12月から2020年8月にかけての噴火に伴う経過」の解説は、「西之島」の解説の一部です。
「2019年12月から2020年8月にかけての噴火に伴う経過」を含む「西之島」の記事については、「西之島」の概要を参照ください。

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