2004年アテネ五輪代表チームとは? わかりやすく解説

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2004年アテネ五輪代表チーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 20:26 UTC 版)

バスケットボール男子アメリカ合衆国代表」の記事における「2004年アテネ五輪代表チーム」の解説

2004年アテネオリンピックにも、アメリカNBA選手代表として送り込んだ2年前の大会で見られたような他国代表の成長依然として顕著であり、アテネ五輪アメリカ代表前回同様トップクラス選手辞退者多かった。この時の代表はプロ選手国際大会出場認められ以来6度目チームなので「ドリームチームVI」となるが、この呼び方を使うメディアはますます少なくなっていた。 2003-2004シーズンMVP選ばれケビン・ガーネットは代表に参加しなかった。オールNBAファーストチーム入りした選手のうちティム・ダンカン出場したが、シャキール・オニールコービー・ブライアントジェイソン・キッドの3人は辞退した五輪参加見合わせた選手たちは、主に私的な事情や健康問題テロ恐怖といった安全上の懸念などを理由としていた。 そして、選ばれアメリカ代表は非常に若いチームになったNBAでの優勝経験MVP受賞歴を持つダンカン28歳で、同じく数年前MVPアレン・アイバーソン29歳だった。代表のキャプテン務めたこの二人チーム最年長で、20代前半選手多く含まれていた。2003年NBA新人王になったアマーレ・スタウダマイアー21歳2005年新人王になるエメカ・オカフォー同じく21歳、そして2004年新人王レブロン・ジェームズ19歳だった。代表選手平均年齢は23.6歳だった。 五輪開幕先立ってドイツ行われたバスケットボール代表チームによるオープン戦で、アメリカイタリアドイツ敗れたNBA選手を含むアメリカ五輪代表チーム敗戦する初めての例となった。この試合オリンピック本戦ではなかったが、「ドリームチーム」オリンピック試合を落とす事態間もなく現実のものとなったアメリカオリンピック最初に対戦したのはプエルトリコだった。この試合で、アメリカ7392緒戦から大敗喫してしまった。プエルトリコ代表には、NBAユタ・ジャズ活躍するカルロス・アローヨがいた。 アメリカ予選リーグ開催国ギリシャオーストラリアアンゴラ勝利したものの、前回オリンピックアメリカ苦しめたリトアニア終盤逆転許し9490敗れた予選を3勝2敗で終えアメリカは4位シード決勝トーナメント進出決めた決勝トーナメント第一試合で、アメリカ前評判高かったアルゼンチン対戦試合では、アメリカエースティム・ダンカンファウル苦しみアルゼンチン8991アメリカ下した。ここでアメリカ金メダル獲得可能性なくなったアルゼンチンのエースエマヌエル・ジノビリは、NBAではサンアントニオ・スパーズダンカンともにリーグ制覇の立役者となった選手だった。 3位決定戦アメリカは再びリトアニア対戦外郭シュート高確率決めリトアニア対しアメリカリバウンド支配し10496リトアニア勝利メダル獲得は果たす結果となった大会の結果は、優勝アルゼンチン準優勝イタリア3位アメリカだった。アルゼンチンのジノビリは、アテネ五輪男子バスケットボールMVP選ばれた。 バスケットボールオリンピック公式種目になってから約70年の間、男子アメリカ代表オリンピック試合落としたのは1972年ミュンヘンオリンピック1988年ソウルオリンピックでの2試合のみだった。今回アテネオリンピックアメリカは3試合敗れており、過去負け試合数を一つ大会で上回ることになった2000年シドニーオリンピック2002年世界選手権続き2004年アテネ五輪でも低調アメリカ台頭する諸外国対比顕著となったアメリカ代表有力選手を欠く傾向続いており、一方ヨーロッパ南米ではチーム作り積極的に行う国が増えつつある。6勝1敗でアテネ五輪終えたスペインなどは、国家少年時から選手育成行っている。優勝したアルゼンチンは、固定され代表メンバー長期間練習積んでいた。

※この「2004年アテネ五輪代表チーム」の解説は、「バスケットボール男子アメリカ合衆国代表」の解説の一部です。
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