辞退者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:08 UTC 版)
河井寛次郎(陶芸)- 1955年(昭和30年)名利を求めない信条を貫いて辞退。河井は自身の作品にも銘を入れないほどこの姿勢に徹底しており、人間国宝や芸術院会員への推薦も同様に辞退している。 熊谷守一(洋画)- 1968年(昭和43年)「これ以上人が来てくれては困る」と辞退。熊谷は孤高の画家として有名で、来客を一貫して避けていた。 大江健三郎(小説)- 1994年(平成6年)ノーベル文学賞の受賞発表を受けて文化勲章の授与と文化功労者としての顕彰が決定したが、「民主主義に勝る権威と価値観を認めない」と文化勲章そのものを否定して受章を拒否。 杉村春子(舞台演劇)- 1995年(平成7年)「文化勲章は一番大きい勲章で、今後も出演を続けたいのに、もらえばおしまいになるような気がする」と辞退。 公になっている辞退者は以上の4名である。
※この「辞退者」の解説は、「文化勲章」の解説の一部です。
「辞退者」を含む「文化勲章」の記事については、「文化勲章」の概要を参照ください。
- 辞退者のページへのリンク