1989年の横浜大洋ホエールズ (1989ねんのよこはまたいようホエールズ)では、1989年の横浜大洋ホエールズ における動向をまとめる。
1989年の横浜大洋ホエールズは、古葉竹識 監督の3年目のシーズンである。
概要
当年及び近年のシーズン成績
年
成績
リーグ
勝
敗
分
率
平均得点
打率
本塁打
本塁打率
盗塁
防御率
平均失点
開幕時監督
1989
レギュラー敗退
6位
47
80
3
.370
.
4.57
古葉竹識
1988
レギュラー敗退
4位
59
67
4
.468
.
古葉竹識
1987
レギュラー敗退
5位
56
68
6
.452
.
古葉竹識
1986
レギュラー敗退
4位
56
69
5
.448
.
近藤貞雄
1985
レギュラー敗退
4位
57
61
12
.483
.
5.18
近藤貞雄
1984
レギュラー敗退
6位
46
77
7
.374
.
4.91
関根潤三
1983
レギュラー敗退
3位
61
61
8
.500
.
4.85
関根潤三
1982
レギュラー敗退
5位
53
65
12
.449
.
4.27
関根潤三
1981
レギュラー敗退
6位
42
80
8
.344
.
4.68
土井淳
1980
レギュラー敗退
4位
59
62
9
.488
.
4.62
土井淳
1979
レギュラー敗退
2位
59
54
17
.522
.
4.32
別当薫
前年本塁打・打点の二冠王を獲得したカルロス・ポンセ が打率2割台前半と不振(この年は24本塁打)[ 2] 。特に巨人 には開幕から10連敗を喫するなど5勝21敗と大きく負け越し[ 3] 、巨人独走の大きな要因となった。打撃陣はジム・パチョレック が2年連続打率2位、途中からポンセに代わり4番に入った山崎賢一 も自己最高の成績を残したが、チーム得点、本塁打はリーグ最下位(407得点、76本)、投手陣は二桁勝利なし(チーム最多勝利は欠端光則 の9勝)、チーム失点はリーグ最下位[ 2] 。正捕手は、前年出場機会が減って首脳陣とトラブルになっていた若菜嘉晴 を日ハムに放出し[ 4] 、市川和正 とルーキー谷繁元信 の併用となった。谷繁は5月27日のヤクルト 戦で本塁打を放っている[ 2] 。高卒2年目の左腕・野村弘樹 を抜擢、先発ローテーション入りさせ、3勝11敗と散々な成績でも使い続けた、谷繁も開幕から一軍ベンチ入りさせ、シーズンフル帯同させた[ 3] 。10月4日からの対巨人3連戦で3試合連続完封負けを喫し相手の胴上げを許す屈辱を味わい、チーム再建を期待された古葉監督は契約2年を残して辞任[ 2] [ 5] 。最終的に優勝の巨人に36.5ゲーム差、4位のヤクルトに8ゲーム差をつけられて1984年 以来の最下位に沈んだ。カード別成績では巨人初め上位陣に大きく負け越したが、ヤクルトに13勝12敗1分と勝ち越して全球団負け越しだけは免れた。後任にはこの年まで巨人の二軍監督だった須藤豊 が就任し、ヘッドコーチに江尻亮 、投手コーチに小谷正勝 といった大洋OBを迎えるなど首脳陣も一新することになる。同年のドラフト で佐々木主浩 を1位で指名している。
レギュラーシーズン
オーダー変遷
開幕:4/9
5/2
6/1
7/1
8/1
9/2
1
遊
高橋雅裕
二
高木豊
二
高木豊
二
高木豊
二
高木豊
二
高木豊
2
三
銚子利夫
三
銚子利夫
三
銚子利夫
三
銚子利夫
三
銚子利夫
三
銚子利夫
3
二
高木豊
左
山崎賢一
左
山崎賢一
右
ポンセ
右
ポンセ
右
ポンセ
4
右
ポンセ
右
ポンセ
右
ポンセ
左
パチョレック
左
山崎賢一
中
山崎賢一
5
一
パチョレック
一
パチョレック
一
パチョレック
中
山崎賢一
一
パチョレック
一
パチョレック
6
左
山崎賢一
中
屋鋪要
中
屋鋪要
一
田代富雄
中
屋鋪要
左
河野誉彦
7
中
屋鋪要
遊
村岡耕一
遊
高橋雅裕
遊
高橋雅裕
遊
日野善朗
遊
日野善朗
8
捕
市川和正
捕
市川和正
捕
谷繁元信
捕
市川和正
捕
谷繁元信
捕
市川和正
9
投
斉藤明夫
投
欠端光則
投
新浦壽夫
投
斉藤明夫
投
大門和彦
投
大門和彦
[ 6]
1989年セントラル・リーグ順位変動
順位
4月終了時
5月終了時
6月終了時
7月終了時
8月終了時
9月終了時
最終成績
1位
広島
--
広島
--
巨人
--
巨人
--
巨人
--
巨人
--
巨人
--
2位
巨人
3.5
巨人
0.0
広島
2.5
広島
7.0
広島
8.0
広島
4.5
広島
9.0
3位
ヤクルト
8.0
阪神
10.5
阪神
15.5
中日
14.0
中日
13.0
中日
13.0
中日
15.5
4位
阪神
8.0
ヤクルト
11.5
ヤクルト
15.5
ヤクルト
20.0
ヤクルト
24.5
ヤクルト
23.0
ヤクルト
28.5
5位
中日
8.0
中日
12.0
中日
阪神
22.0
阪神
29.0
阪神
28.0
阪神
30.5
6位
大洋
8.5
大洋
14.0
大洋
17.0
大洋
24.0
大洋
30.5
大洋
33.5
大洋
36.5
[ 1]
オールスターゲーム1989
中山裕章
山崎賢一
できごと
・2月19日の対日本ハムファイターズ とのオープン戦で12球団の平成初勝利を飾る ・3月31日、前年オフより舌禍騒動を起こしていた若菜嘉晴 が日本ハムへ無償トレード ・5月21日、対阪神6回戦で死球に怒ったポンセが御子柴進 投手への暴行で退場処分 ・5月23日、対広島6回戦でポンセが通算100本塁打を達成 ・6月13日、対中日8回戦で高木豊が通算1000本安打を達成 ・8月1日、対阪神14回戦で高木豊が通算1000試合出場を達成 ・8月20日、対中日21回戦で遠藤一彦が通算1500奪三振、2000投球回数を達成 ・8月29日、対中日22回戦で新浦壽夫がNPB通算1500奪三振を達成 ・8月31日、対中日23回戦で片平晋作 が通算1500試合出場を達成 ・10月4日、古葉竹識監督が辞任を発表 ・10月18日、対広島26回戦で加藤博一 が通算1000試合出場を達成
選手・スタッフ
監督
一軍コーチ
二軍監督・コーチ
投手
捕手
内野手
外野手
[ 7]
試合結果
表彰選手
ドラフト
出典
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1953年開幕直前に松竹ロビンス と球団合併