2008年の横浜ベイスターズ (2008ねんのよこはまベイスターズ)では、2008年 の横浜ベイスターズ の動向をまとめる。
この年の横浜ベイスターズは、2回目の大矢明彦 監督体制の2年目(通算4年目)のシーズンである。
概要
就任2年目となった大矢監督は「徐々にチーム力が向上してきたので、優勝は難しいが今年こそCSを目指す」と宣言。前年4位ながらも巨人 、中日 などAクラス球団に食らいついたことから開幕前はAクラス候補の筆頭に挙げられていた。しかし、開幕3連敗を喫するなど4月を7勝18敗で負け越し、早くも最下位に転落。それでも5位の広島 と3.5ゲーム差だったことから最下位脱出が期待されたが、5月以降も黒星を重ねシーズン終盤には球団記録タイ(1回目は1955年 )の14連敗を喫した[ 2] 。結局、最終的に大逆転でリーグ連覇を果たした巨人に36.5ゲーム、そして5位のヤクルト にも19ゲーム差をつけられ2年ぶりに最下位へと転落、さらに2003年 以来5年ぶりとなるリーグワーストの90敗以上(最終的に48勝94敗2分)という不名誉なおまけもついた。前年の4位躍進の原動力となった投手陣はエースの三浦大輔 が防御率でリーグ9位に入るも打線の援護なく負け越し、新外国人のマイク・ウッド や新人の小林太志 もローテを守りながら防御率4点台に終わり、マーク・クルーン の巨人移籍で手薄になった抑えには寺原隼人 が抜擢されて22セーブをあげたものの、チーム防御率はリーグ最下位の4.74を記録した。その一方で、打撃陣は主砲の村田修一 が46本塁打で2年連続となる本塁打王を獲得。さらに内川聖一 が.378の高打率で首位打者を獲得するなど打線が好調で、チーム本塁打は、巨人に次いでリーグ2位の145本を記録した。
チーム成績
レギュラーシーズン
2008年セントラル・リーグ順位変動
順位
4月終了時
5月終了時
6月終了時
7月終了時
8月終了時
9月終了時
最終成績
1位
阪神
--
阪神
--
阪神
--
阪神
--
阪神
--
阪神
--
巨人
--
2位
中日
2.5
中日
4.5
中日
6.5
巨人
9.5
巨人
6.0
巨人
0.5
阪神
2.0
3位
ヤクルト
6.5
巨人
9.0
巨人
10.0
中日
13.0
中日
12.5
中日
12.0
中日
12.0
4位
巨人
7.5
広島
9.5
広島
11.5
ヤクルト
16.0
広島
14.5
広島
13.0
広島
14.0
5位
広島
8.0
ヤクルト
10.5
ヤクルト
12.5
広島
17.0
ヤクルト
16.0
ヤクルト
18.0
ヤクルト
17.5
6位
横浜
11.5
横浜
18.5
横浜
23.5
横浜
29.5
横浜
30.0
横浜
35.5
横浜
36.5
セ・パ交流戦
日本生命セ・パ交流戦 2008 最終成績
順位
球団
勝
敗
分
勝率
差
1位
福岡ソフトバンクホークス
15
9
0
.625
優勝
2位
阪神タイガース
15
9
0
.625
0.0
3位
北海道日本ハムファイターズ
14
10
0
.583
1.0
4位
読売ジャイアンツ
14
10
0
.583
1.0
5位
東北楽天ゴールデンイーグルス
13
11
0
.542
2.0
6位
広島東洋カープ
13
11
0
.542
2.0
7位
中日ドラゴンズ
12
12
0
.500
3.0
8位
オリックス・バファローズ
11
13
0
.458
4.0
9位
東京ヤクルトスワローズ
11
13
0
.458
4.0
10位
千葉ロッテマリーンズ
10
14
0
.417
5.0
11位
埼玉西武ライオンズ
10
14
0
.417
5.0
12位
横浜ベイスターズ
6
18
0
.250
9.0
同率の場合は前年の順位で上位のチームが上位にランクされる
オールスターゲーム2008
選手・スタッフ
監督 一軍コーチ 二軍監督・コーチ 投手 捕手 内野手 外野手 育成選手
表彰選手
リーグ・リーダー
首位打者 (.378、初受賞)
最多安打 (189本、初受賞)
最高出塁率 (.416、初受賞)
本塁打王 (46本、2年連続2度目)
ベストナイン
内川聖一(一塁手、初受賞)
村田修一(三塁手、初受賞)
受賞者なし
ドラフト
出典
1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
1953年開幕直前に松竹ロビンス と球団合併