1940年以前とは? わかりやすく解説

1940年以前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 00:33 UTC 版)

プログラミング言語年表」の記事における「1940年以前」の解説

チャールズ・バベッジ計画した機械式コンピュータと言える装置である解析機関についての文章イタリア数学者政治家ルイジ・メナブレア(英語版イタリア語版)が執筆し1842年から1843年の9ヶ月間にエイダ・ラブレスがそれを翻訳した。この記事の中で彼女はこの機械ベルヌーイ数計算する完全なプログラム掲載した。これは世界初コンピュータプログラムであると言われている。ただし、これは機械コンピュータ)に対す命令そのもの機械語)で記述されプログラムであり、「プログラミング言語」としては広義のそれとなる。 1801年ジャカード織機発明された。パンチカード利用するもので、布に織り込む模様対応した縦糸(経)の上下げの対応がそのまま厚紙の穴になったもので、コンピュータプログラムと見るのは無理があるが「プログラマブルな装置」の一種である。オルゴール自動オルガンなど他にもいろいろある。後に、列車の中で車掌切符穴を開け乗客についての情報を穴の位置記録するのを見たハーマン・ホレリスは、このパンチカード情報記録に使うことを発想し、1890年の国勢調査パンチカード利用する機械タビュレーティングマシン)を提供した。 以上のような具体的な数値計算ばかりではなく数学中でもより抽象的な分野で、記号操作というもっと広い範囲で「計算」というものを形式的に表現する手法1900年前後から研究されていた。これは数学基礎論数理論理学関係するアロンゾ・チャーチラムダ計算提案したチューリングマシン有限オートマトンと無限の長さがあるテープ理論で扱う上では)を使う。これらのような計算形式化したもの計算モデルと言う理論的にラムダ計算チューリングマシンも他の多く計算モデルも、何が計算可能」であるかという点では同等能力を持つことが証明されていて、これらの計算モデル計算可能であるということを、「計算可能」ということの定義としよう、という定立チャーチ=チューリングのテーゼである。 チューリングマシンには実際コンピュータ、特に古典的ないわゆるノイマン型似たところがあり、一方ラムダ計算現代的な高水準プログラミング言語Haskellにおいてその基礎ひとつになっている。ある意味コンピュータ科学の端と端が、数学基礎通してつながっているという興味深い関連とも言える

※この「1940年以前」の解説は、「プログラミング言語年表」の解説の一部です。
「1940年以前」を含む「プログラミング言語年表」の記事については、「プログラミング言語年表」の概要を参照ください。

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