齋王とは? わかりやすく解説

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さい‐おう〔‐ワウ〕【斎王】

読み方:さいおう

斎皇女(いつきのみこ)


いつき‐の‐みこ【斎皇女/王】

読み方:いつきのみこ

天皇即位のとき、伊勢神宮賀茂神社天皇名代として遣わされ未婚内親王または女王伊勢神宮では斎宮賀茂神社斎院ともいう。斎内親王(さいないしんのう)。斎王(さいおう)。いつきのみや。いつき。


斎王

読み方:サイオウ(saiou), イツキノミコ(itsukinomiko)

未婚内親王、または皇族女子で、天皇即位のときに伊勢神宮奉仕する斎宮の称。

別名 斎宮斎内親王


チムトシムベロ

(齋王 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 09:25 UTC 版)

チムトシムベロ
『大満洲国建国紀念写真帖』(1934年)
プロフィール
出生: 1874年5月25日
同治13年4月初10日)[1]
死去: 1942年康徳9年)8月1日
満州国興安南省通遼県
出身地: 内モンゴルジェリム(哲里木)盟ゴルロス(郭爾羅斯)前旗
職業: 政治家
各種表記
繁体字 齊黙特色木丕勒
簡体字 齐默特色木丕勒
拼音 Qímòtèsèmùpīlè
ラテン字 Ch'i-mo-t'o-se-mu-p'i-lo
発音転記: チモトスムピロ
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チムトシムベロЧимэдсампил)は、中華民国満洲国の政治家。満洲国では蒙政部大臣などをつとめた。モンゴル族克荘

事績

清末民初の活動

青年時代のチムトシムベロ

チンギス・カンの弟のジョチ・カサルの末裔。幼い頃からモンゴル族貴族としての教育を受け、モンゴル語満洲語漢語を習得した。1897年光緒23年)、扎薩克輔国公爵に任ぜられる[2]1898年(光緒24年)に哲里木盟副盟長となり、1905年(光緒31年)に盟長に昇進した。1907年(光緒27年)、鎮国公爵となった[3]

中華民国建国後の1912年民国元年)、多羅貝子に任ぜられる。1913年(民国2年)、多羅郡王となった。1914年(民国3年)に和碩親王に任ぜられ、同年3月に約法会議議員となっている[4]北京政府から優遇されていたチムトシムベロだったが、やはり清朝復興を望み、これを画策するようになった。例えば1925年(民国14年)には、川島浪速が画策した「満蒙独立盟約」に参加したとされる[5]。その一方で、チムトシムベロは吉林省内で隠然たる勢力を保持し、吉林省を統治していた張作相とも姻戚関係を有していた[6]

満州国での活動

満洲事変(九・一八事変)勃発後、チムトシムベロは日本の支援を受けて蒙古自治会を組織した。さらに、満鉄の支援により鄭家屯で開催された蒙古王公会議にも出席している。翌1932年2月の満州国建国最高会議にも参加した。満洲国建国後の1932年(大同元年)3月14日、興安局局長に任ぜられた[7]。同年8月3日、興安局が興安総署に改組され、そのまま署長に留任している。1934年康徳元年)12月1日、興安総署が蒙政部に昇格した際にも、そのまま大臣に任ぜられた[8]

1937年(康徳4年)5月7日、チムトシムベロは参議府参議に異動している[9]1938年(康徳5年)、関東軍が蒙古王公に旧領に対する所有権・徴税権を放棄するよう求めてくると、これに率先して賛成した。1941年(康徳8年)3月、参議を辞職し、満洲電信電話株式会社副総裁に就任している。およそ1年後に辞任、帰郷した。1942年8月1日、故郷のゴルロス前旗で死去[5]。享年69(満68歳)。

  1. ^ 『大満洲帝国名鑑』。
  2. ^ 長春档案信息資源網による。徐主編(2007)、2317頁は、1898年としている。
  3. ^ 長春档案信息資源網による。徐主編(2007)、2317頁は、1901年としている。
  4. ^ 徐主編(2007)、2317頁。
  5. ^ a b 長春档案信息資源網。
  6. ^ 吉林省方志館。
  7. ^ 「東省特別区長官に張景恵氏」『東京朝日新聞』昭和7年(1932年)3月15日。ただし同記事は「公安局長」と誤記している。
  8. ^ 郭主編(1990)、1754頁。
  9. ^ 「満州国内閣改造きょう発表、六大官勇退」『東京朝日新聞』1937年5月8日夕刊。

参考文献

  満州国
先代
(創設)
興安局長
1932年3月 - 8月
次代
(興安総署長に改組)
先代
(興安局長から改組)
興安総署長
1932年8月 - 1934年3月
次代
(蒙政大臣に改組)
先代
(興安総署長から改組)
蒙政大臣
1934年3月 - 1937年5月
次代
張景恵

斎王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 02:51 UTC 版)

斎王まつりの斎王役

斎王(さいおう)または斎皇女(いつきのみこ)は、伊勢神宮または賀茂神社巫女として奉仕した未婚の内親王親王宣下を受けた天皇の皇女)または女王(親王宣下を受けていない天皇の皇女、あるいは親王の王女)[1][2]。厳密には内親王の場合は「斎内親王」[3]、女王の場合は「斎女王」といったが、両者を総称して「斎王」と呼んでいる。

伊勢神宮の斎王は特に斎宮(さいぐう)、賀茂神社の斎王は特に斎院(さいいん)とも呼ばれた。斎宮の歴史は古く、『日本書紀』によれば崇神朝にその嚆矢が認められるが、制度的に整ったものが確認できるのは上代天武朝からで、源平合戦(治承・寿永の乱)で一時的に途絶してからは鎌倉時代を通じて徐々に衰退し、建武の新政の崩壊をもって断絶するに至った。斎院は平安時代初期の嵯峨朝に始まり、鎌倉時代に入っても継続していたが、承久の乱後の混乱の中でやはり断絶した[1]。伊勢では幕末に、津藩主の藤堂高猷が再興を主張したが復活しなかった[4]

出典

  1. ^ a b 女官通解
  2. ^ デジタル大辞泉三省堂
  3. ^ 『日本大百科全書』小学館
  4. ^ 国史大辞典吉川弘文館

参考文献

関連項目

外部リンク


「斎王」の例文・使い方・用例・文例

  • 今年の斎王代は20歳大学生,長(なが)瀬(せ)摩(ま)衣(い)子(こ)さんだった。
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