麻原彰晃ら13人に対する死刑執行とは? わかりやすく解説

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麻原彰晃(松本智津夫)ら13人に対する死刑執行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:29 UTC 版)

オウム真理教事件」の記事における「麻原彰晃松本智津夫)ら13人に対す死刑執行」の解説

死刑確定した13人は全員東京拘置所収監されている状態が続いていた。通常3人以上共犯死刑囚存在する場合同日死刑執行されるの原則であるが、同日に同じ刑場で3人以上死刑執行するのは困難であるため、1つ施設あたり2人下になるよう全国7か所の刑場のある拘置所拘置支所死刑囚分散図られるオウム事件13人についても2011年秋遠藤誠一死刑確定によりそれまで逮捕・起訴されていた被告人裁判全て終結したため、2012年春に刑場のある7施設への分散予定があったが、前述2011年以降逃亡していた平田らの逮捕・起訴により裁判再開されたため、移送立ち消えになった旨の報道があった。 平田ら3人の裁判員裁判には、2013年から2015年にかけて、井上嘉浩中川智正新実智光林泰男広瀬健一の5名が出廷している。この出廷に関しては、検察側は死刑囚心情安定問題死刑囚危害加えられる可能性など、移送に伴う混乱必至であるとし、「裁判所に呼ぶのはリスクしかない」と反対した。これは、死刑囚13名を全国7箇所拘置所拘置支所分散しようと計画していたこととは大きな矛盾であった一方で拘置所行なった死刑囚の出廷予行演習情報外部漏れテレビで放映された。実際死刑囚の出廷厳戒態勢のもと行われ事なきを得た2018年1月高橋克也無期懲役確定により、オウム事件刑事裁判終結裁判終結に伴い同年3月14日麻原を除く死刑囚12人のうち、7人について、死刑執行設備刑場)を持つほかの5拘置所宮城刑務所仙台拘置支所名古屋拘置所大阪拘置所広島拘置所福岡拘置所)への移送が行われた。札幌拘置支所除外されたのは、東京拘置所からの自動車移送困難なためとみられる法務省は、7人を移送し事実公表したのみで、死刑囚氏名それぞれの具体的な移送先については明らかにていないが、支援者などの調査によれば移送先は、以下の通りである。 小池)泰男 - 宮刑務所仙台拘置支所 宮前岡崎一明横山真人 - 名古屋拘置所 井上嘉浩新実智光 - 大阪拘置所 中川智正 - 広島拘置所 早川紀代秀 - 福岡拘置所 この移送について、産経新聞中日新聞TBSテレビなど複数報道機関は「法務省死刑執行時期慎重に検討しており、その準備一環とみられる」と報じているが、法務省は、「心身の状態などを考慮して、7人を移送対象選んだ」と発表した上で、この移送について、「共犯者分離するためで、執行とは関係ない」という見解示した2018年7月6日当時法務大臣上川陽子死刑執行命令により、松本智津夫早川紀代秀井上嘉浩新実智光土谷正実中川智正遠藤誠一の計7名の死刑執行された(執行命令7月3日付)。なお、上述のとおり、同日に同じ刑場で3人以上死刑執行するのは困難であると見られていたが、実際には、松本土谷遠藤の3名は東京拘置所処刑された。 20日後の7月26日残っていた小池)泰男・豊田亨端本悟広瀬健一宮前岡崎一明横山真人の計6名の死刑執行され執行命令7月24日付)、オウム真理教事件死刑確定者死刑囚全員処刑完了した宮前端本土谷の3名を除く10名が再審請求であった移送先執行命令執行麻原彰晃東京拘置所 2018年7月3日 2018年7月6日 早川紀代秀福岡拘置所 井上嘉浩大阪拘置所 新実智光大阪拘置所 土谷正実東京拘置所 中川智正広島拘置所 遠藤誠一東京拘置所 小池)泰男宮刑務所仙台拘置支所 2018年7月24日 2018年7月26日 豊田亨東京拘置所 端本悟東京拘置所 広瀬健一東京拘置所 宮前岡崎一明名古屋拘置所 横山真人名古屋拘置所

※この「麻原彰晃(松本智津夫)ら13人に対する死刑執行」の解説は、「オウム真理教事件」の解説の一部です。
「麻原彰晃(松本智津夫)ら13人に対する死刑執行」を含む「オウム真理教事件」の記事については、「オウム真理教事件」の概要を参照ください。

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