麻原教祖を逮捕とは? わかりやすく解説

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麻原教祖を逮捕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 02:26 UTC 版)

オウム真理教事件」の記事における「麻原教祖を逮捕」の解説

5月16日には教団教祖であり事件首謀者とされた麻原彰晃逮捕するための第6サティアン一帯強制捜査が行われた。この際指揮を執ったのは警視庁井上幸彦警視総監寺尾正大捜査一課長であり、現場前線での指揮山田正治理事官が執った。陸上自衛隊から貸し出し受けた迷彩仕様化学防護服に身を包み完全武装した数百名に及ぶ警視庁捜査員山梨県警察捜査員、また警察中に化学防護服扱い慣れている者が少なかったため、応援としてかけつけた自衛官一斉に上九一色村入り即座に付近一帯全面封鎖付近住民避難させ、カナリア入れた鳥かごを持つ捜査員先頭サティアン内の捜索開始事前警察への匿名による密告情報では、「麻原サティアン内の中二階に引き篭もっているということだったので、サティアン内へ捜査員潜入させ、内部重点捜索行った捜索から数時間後、事前密告情報による中二階存在しないことが判明し捜査撹乱狙った密告であった判断した山田焦りの色が見え始め一斉捜索打ち切り時刻迫っていた。 機動捜査隊回報〔H7.5.18 NO10-5.16Xデ-におけるオウム真理教代表者麻原彰晃逮捕-〕によると、早朝から始まった捜索から既に4時間が経過、「第六サティアン中には麻原はいないのではないか」と担当捜索隊員も諦めかけていたとき、別働隊として参加していたA班長指揮の当隊員C捜索班が、「よし、我々の手もう一度探してみよう」と自発的に第六サティアン内に入って麻原捜索当たったその結果隊員一人所持していたスチールパイプ柄のハンマー中二階側壁叩き割ったところ、紅紫法衣を身に纏い仰向け状態で瞑想している麻原発見その際隊員が「麻原だな!何をしている。出てこい!」と呼びかけると「瞑想している。わかりました」と答えたため、さらに付近ラスボード破壊し麻原引きずり出した麻原発見報告受けた山田確認したところ、麻原は髭は伸び放題着衣薄汚れ、目は虚ろ極度アルコール中毒患者廃人のようであったという。当時麻原尿失禁もしていた。捜査員踏み込んだ際は逃亡する気配すら無く横たわったままほとんど身動きしなかったので重度身体障害があるのかとも思われたが、現場赴いた山田が「麻原か?」と尋ねると「はい…」と弱々しく答えて自認したため、その場から別室移動し、この部屋警察嘱託医師によって身体の異常の有無診察された後、「特に異常無し」との医師所見であったことから、同室山田から逮捕状執行下命された前述機動捜査隊副隊長Bが東京地方裁判所裁判官から発布され逮捕状〔甲〕記載別紙被疑事実要旨」を麻原読み聞かせ又は示して、9時45分麻原地下鉄サリン事件被疑者として殺人及び殺人未遂の罪で通常逮捕した。 捜査第一課管理官複数捜査員による監視移動の中、第6サティアン別室から施設外に出され麻原そのまま待機していた警察警備車両逮捕捜査員と共に乗車させられた。連行途中で麻原奪還不測の事態備えるため麻原乗せたワゴン車カムフラージュワゴン車両がそれぞれ周到に準備され、その前後4、5台のパトカー先導護衛され麻原乗せたワゴン車両サイド機動捜査隊捜査車両が厳重警護しながら、警視庁捜査第一課護送連行された。

※この「麻原教祖を逮捕」の解説は、「オウム真理教事件」の解説の一部です。
「麻原教祖を逮捕」を含む「オウム真理教事件」の記事については、「オウム真理教事件」の概要を参照ください。

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