鬼忍降魔録 ONI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 03:40 UTC 版)
「ONIシリーズ」の記事における「鬼忍降魔録 ONI」の解説
『ONIシリーズ』の第一作。パーティー制は導入されておらず、終始主人公1人で行動する。戦闘時は左側に敵、右側に主人公、というサイドビュー方式を採用している。フィールドマップは一般的なRPG同様、見下ろし式を採用しているが、プレイヤーキャラが画面の中央に固定されていないという特徴がある(画面の端数マスまで近づくと画面がスクロールし始める)。このため、ダンジョンなどで行き止まりの道もギリギリまで来ないと分からないという欠点がある。またBGMのレパートリーの少なさ(ラスボスまで含めて戦闘BGMは1曲のみ)、村のBGMが廃墟のような雰囲気になっているためどこの町を訪れてもほろんだ故郷の隠れ里のような雰囲気に移ってしまうことなど、主人公の住む隠れ里で村人が皆殺しにされたにもかかわらず宿屋と道具屋が依然として営業されているためプレイヤーを拍子抜けにすることから、一概にゲームとしての評価は芳しいとは言い切れない。 ストーリー 主人公はおちこぼれの忍者「天地丸(てんちまる)」。天地丸の住んでいる地張の里は悪しき妖怪を滅ぼすために、退魔師や忍者が集まってできた「地張忍軍」の隠れ里。しかし妖怪の襲撃を受け、主人公を残して全滅してしまった。かすかに息のあった頭領から、天地丸は自身の出生に秘密があることを聞かされる。生みの親、育ての親、そして故郷まで失ってしまった天地丸は、殺された人々の敵を討つために旅立つのだった。 登場人物 天地丸(てんちまる) 『I』の主人公。当初は落ちこぼれ忍者だったが、里の仇を探す旅の中で鬼神・魔封童子(まふうどうじ)への変身能力を得、さらに忍者としての実力も挙げていき、ついに妖怪の頭領である妲己を単身で打ち倒すまでに成長した。以降のシリーズでも『III』を除く全ての作品に登場し、それらの作品内では最終パーティのメンバーにも必ず参加している、『ONIシリーズ』を代表するキャラ。 なお『I』では主人公名がひらがな4文字までしか入力できないため正式名を入力することが出来ず、ゲーム内のデフォルトネームは「てんち」となっていた。登場作品(『ONI』、『ONI II』、『ONI IV』、『ONI V』) 飛龍の彩蔵(ひりゅうのさいぞう) 天地丸の良き理解者で頼れる兄貴分。『I』の終盤で再登場するも、天地丸が既に自分を越えた実力を持っていることからサポートに徹した。登場作品(『ONI』、『ONI II』、『ONI IV』、『ONI V』) 茨鬼童子(いばらぎどうじ) 酒呑童子に次ぐ実力を持っているとされる鬼。当初は敵対者として登場したものの、天地丸との交戦の末に実力を認め、以降は協力的になる。『I』の時点ではその去就が曖昧なまま出番が終了してしまったが、『II』では天地丸の妹・琴音と恋仲になっていることが判明。天地丸とも正式に和解に至った。登場作品(『ONI』、『ONI II』、『ONI IV』、『ONI V』) 琴音(ことね) 天地丸の妹。茨鬼童子に想いを寄せており、後に結婚。『II』のエンディングで双子(音鬼丸と御琴)を儲ける。登場作品(『ONI』、『ONI II』、『ONI IV』、『ONI V』) 詠輪斎(えいりんさい) 天地丸と彩蔵が属していた地張忍軍の頭領。冒頭で悪しき妖怪たちに地張の里を襲撃され命を落とす。『II』で亡霊として登場。
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