音楽著作権問題の活動とは? わかりやすく解説

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音楽著作権問題の活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:12 UTC 版)

穂口雄右」の記事における「音楽著作権問題の活動」の解説

旧態依然音楽業界に対してインターネット時代音楽著作権あり方について具体的な提言を行う日本音楽著作権協会評議員として十数年間活動した。 テレビ朝日ミュージック著作権管理問題点ホームページ上で指摘したところ、記事削除と金1000万円の損害賠償支払い求めて提訴されことがある。しかしこれは、自作品の出版管理にかかる至極当然主張であったため、裁判長勧告によって和解となり、テレビ朝日ミュージックに関する記述削除された。 なお、ホームページ上で指摘した問題点詳細については、和解条項により公表できないことになっている。 穂口は、40数年在籍していた日本音楽著作権協会2012年3月31日付け退会した。穂口が作詞・作曲した「春一番」と「夏が来た!」は、日本音楽著作権協会管理下から離れ、穂口自身管理楽曲となった。穂口は、代表取締役務め法人ウェブサイトにて「春一番」と「夏が来た!」について引き続き同一条件にての使用許諾表明したが、一部音楽配信事業者「春一番」と「夏が来た!」の音楽配信停止した日本放送協会は穂口との年間契約合意したが、通信カラオケ事業者大手である第一興商エクシングは、「春一番」と「夏が来た!」のカラオケ配信停止した。 穂口が「春一番」と「夏が来た!」の著作権日本音楽著作権協会信託から引き上げ自己管理下に置いたことには理由があった。穂口は、放送局および広告代理店系列音楽出版社著作権および著作隣接権原盤権)を掌握しているという現状構図に対して疑義呈する意思あったからであると述べた音楽業界は、この半世紀に至るまで、放送局一蓮托生の関係にあった。しかし、CD不況のみならず音楽配信売り上げもまた低迷するなか、音楽業界にとって命綱ともいうべき存在であった放送局大衆への影響力が低下したことが、音楽業界をさらに窮地へと追いやった。音楽業界にとって絶頂期であった1998年レコード生産金額は4924億円。しかし2010年には、それが1874億円にまで減少した減少率62%にまで達してしまった。 事態事ここに至ってもなお、音楽業界は、自らを省みる行動には出なかった。それどころか、キャンディーズ一員であった田中好子没後、彼女を偲ぶコメント多く寄せられていたYouTubeの動画を、ソニー・ミュージックエンタテインメント代理人ある日レコード協会は、ソニー・ミュージックエンタテインメント保有する著作隣接権原盤権)を根拠削除した。穂口はこれらの行為を、YouTube提供する収益化」という機能利用すれば著作隣接権者として収益を得ながら、ファン皆様のために動画掲載し続け選択肢もあった」にもかかわらず、「ファン皆様コメントもろとも削除するという血も涙もない行動を、たかだか自分達の金銭的利益のために行った」として、「レコード協会行動著作権法立法精神踏みにじる暴挙」と批判した。 なお、「春一番」カラオケ配信は、「当初の目的達成した」として穂口が2015年初めに著作権を米BMI経由日本音楽著作権協会管理戻したことにより再開している。

※この「音楽著作権問題の活動」の解説は、「穂口雄右」の解説の一部です。
「音楽著作権問題の活動」を含む「穂口雄右」の記事については、「穂口雄右」の概要を参照ください。

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