静内駐屯地とは? わかりやすく解説

静内駐屯地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/01 15:03 UTC 版)

静内駐屯地
位置
所在地 北海道日高郡新ひだか町静内浦和125
座標 北緯42度18分33秒 東経142度26分23秒 / 北緯42.30917度 東経142.43972度 / 42.30917; 142.43972
概要
駐屯地司令 第7高射特科連隊長 兼務
主要部隊 第7高射特科連隊 ほか

開設年 1964年
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静内駐屯地(しずないちゅうとんち、JGSDF Camp Shizunai)とは、北海道日高郡新ひだか町静内浦和125に所在し、第7高射特科連隊等が駐屯する陸上自衛隊駐屯地である。

概要

駐屯地司令は、第7高射特科連隊長が兼務。1964年(昭和39年)3月に北千歳駐屯地の分屯地として開設し、1985年(昭和60年)7月に静内駐屯地に昇格した。短SAM以下の地対空誘導弾、重機関銃の対空射撃訓練が実施できる静内対空射場が隣接するため全国から訓練部隊が訪れる。この項にて静内対空射場についても解説する。

沿革

陸上自衛隊北千歳駐屯地静内分屯地

  1. 第1高射特科群第118特科大隊第4射撃中隊が東千歳駐屯地から移駐。
  2. 無線誘導標的隊が東千歳駐屯地から移駐。

陸上自衛隊東千歳駐屯地静内分屯地

  • 1971年(昭和46年):東千歳駐屯地静内分屯地に改称。
  • 1974年(昭和49年)8月1日:第432会計隊が新編、第324会計隊静内派遣隊が廃止。
  • 1981年(昭和56年)3月25日:第7特科連隊第5大隊が第7高射特科連隊(連隊本部、本部管理中隊、5個高射中隊)に改編、師団直轄となる。第1高射中隊~第4高射中隊は東千歳駐屯地に駐屯。
  • 1985年(昭和60年)

陸上自衛隊静内駐屯地

  • 1985年(昭和60年)7月15日:静内駐屯地に昇格[1]
  1. 静内駐屯地業務隊が新編。
  2. 第302無線誘導機隊を廃止し、第301無線誘導機隊に再編。
  • 1989年(平成元年)3月24日:第301無線誘導機隊を廃止し、第101無人偵察機隊に改編。
  • 2000年(平成12年)3月28日:第7後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援中隊(第7高射特科連隊を支援)が新編。
  • 2013年(平成25年)3月26日:北部方面無人偵察機隊が新編。
  • 2015年(平成27年)3月26日:第432会計隊を廃止し、第324会計隊静内派遣隊に改編。
  • 2019年(平成31年)3月26日:第101無人偵察機隊を廃止し、第101無人標的機隊に改編。
  • 2025年(令和7年)3月23日:北部方面無人偵察機隊を廃止。

駐屯部隊・機関

北部方面隊隷下部隊・機関

防衛大臣直轄部隊

共同の部隊・機関

最寄の幹線交通

静内対空射場

81式短距離地対空誘導弾の実射訓練の様子

静内対空射場(しずないたいくうしゃじょう)は、静内駐屯地に隣接する対空射撃場である。国内で唯一、高射機関砲・短距離地対空ミサイルの対空実射訓練等が可能であり、同装備を有する陸上自衛隊、航空自衛隊の高射(特科)部隊が訓練を実施する。訓練支援部隊は静内駐屯地の第101無人標的機隊である。陸上自衛隊の訓練の際は展開訓練を兼ねて自隊装備を静内駐屯地に輸送して実施するが、航空自衛隊の訓練の際は、千歳基地から装備を借用して実施される。

このほか、機関銃用として六ケ所対空射場・佐多射撃場がある。

2025年度から88式地対艦ミサイルの射撃訓練が静内対空射場を使用して初めて国内で実施される[2]。沖合数十キロの目標に向けて爆発しない演習用のミサイルを発射する。

脚注

外部リンク





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