野々下家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:43 UTC 版)
「渡る世間は鬼ばかりの登場人物」の記事における「野々下家」の解説
長太(ちょうた) 演 - 大和田獏 第4シリーズ第20話から登場。加津の父で、邦子の再婚相手となるも、のちに離婚。もともとはテレビゲーム制作の仕事をしていたが、妻に裏切られ、娘とともに去られて以来、仕事を辞め、自暴自棄の生活を送っていた。建設現場で働いていたとき、邦子と知り合い再婚する。それを機会にゲームソフトを制作し、それが認められたことで、もとの仕事に復帰し、再び高収入のサラリーマンとなる。娘の加津が母に捨てられて父を頼って来たときには、邦子に反対され引き取ることができず、仕方なく五月に託す。邦子の連れ子に気を使い、実娘の加津の面倒もよくみる。加津の面倒を見てもらっている負い目からか小島家の人間には親切で特に勇夫婦には高級なブランデーを贈ったり北海道旅行に招待したり、五月が眞のHPを見るためにはパソコンを購入し使い方も教えた。最終シリーズ第2話で、邦子との息苦しい生活に限界を感じ、邦子に離婚を言い渡し、新しいマンションを買って加津と同居生活を送りはじめる。金持ちの拝金主義者であるため、金で問題を解決しようとする傾向がある。 加津(かづ) 演 - 宇野なおみ 第4シリーズ第38話から登場。第5シリーズ‐第8シリーズでは岡倉姉妹同様にメインのエピソードが多い。長太とみのりの長女。両親の離婚に際し、母に引き取られる。しかし、母にも捨てられて父を頼って戻ってくる。父の再婚相手の邦子と折り合いが悪く引き取ることを拒否したため、五月のもとに引き取られる。以来五月と勇を両親、愛を姉、眞を兄のように慕うが、小島家の人間ではない理由でキミ・久子・聖子からは邪魔者扱いされる(ただし3人とも人柄は認めているふしがある。そのため久子はのちに自分の洗濯代行業の店を手伝わせるなど、加津に接する態度にもかなり変化が生じる)。その境遇からとても気が強く子供のころから邦子を言い負かしたり「私には父も母もいない、一人で自由に生きていく」と口癖のように言う。 学芸会の芝居がきっかけで子役タレントとしてスカウトされるが、怪我のためデビューには至らず、その後はインターネットにはまり、ホームページを作成し、随筆風自叙伝を公開する。それが出版社に注目され、単行本化してベストセラーになり、世間の話題となったため、母が連絡をとってきて再会する。父の家族と母の家族のあいだで、どちらにも行き場のない境遇となる。初恋相手は森山だったが、徐々に眞に恋心を抱くようになる。眞に彼女がいることがわかり、吉野杏子にヤキモチを焼き、吉野に会いに行く。その後、高校を休学しペットシッターを志しペットショップでアルバイトをするが、父親の説得により断念し復学。好きな食べ物はあんみつである。第8シリーズでは「杏仁 MY LOVE」、第9シリーズでは「チコの日記」というタイトルのブログを書く。 登場当時からいじめなどにも負けず周囲の登場人物の考えも読み通せる勘の鋭い賢しい子供だったが、成長後の第9シリーズ最終回で進学塾に通わずに独学で東大に現役合格し入学するものの、父の仕事を手伝うようになる。最終シリーズ第2話で「幸楽」を出て、父の長太と暮らしそれ以降はインターネットCMの仕事を始め、東大にはほとんど行けていない様子でおやじバンドのCMソングCDの件で勇達に相談を持ち掛け最終回の眞と貴子の結婚式にも出席している。 最終シリーズ後のスペシャルからは出番はほとんどなくなり音沙汰なしである。 誠は眞の結婚相手は加津しかいないと語っていた。
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