重積分とは? わかりやすく解説

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多重積分

(重積分 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 03:05 UTC 版)

数学微分積分学周辺分野における重積分(じゅうせきぶん、: multiple integral; 多重積分)は、一変数の実函数に対する定積分多変数函数に対して拡張したものである。n-変数函数の重積分は n-重積分とも呼ばれ、二変数および三変数函数に対する重積分は、それぞれ特に二重積分 (double integral) および三重積分 (triple integral) と呼ばれる。


  1. ^ (高木)第8章§92定理77など
  2. ^ (高木)第8章§96



重積分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/15 14:26 UTC 版)

時間尺度微分積分学」の記事における「重積分」の解説

時間尺度上の重積分は Bohner (2005) で扱われている。

※この「重積分」の解説は、「時間尺度微分積分学」の解説の一部です。
「重積分」を含む「時間尺度微分積分学」の記事については、「時間尺度微分積分学」の概要を参照ください。


重積分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 16:01 UTC 版)

積分法」の記事における「重積分」の解説

詳細は「重積分」を参照 区間以外の積分領域考えることもできる一般に写像 f の集合 E 上でとった積分を ∫ E f ( x ) d x {\displaystyle \int _{E}f(x)\,dx} で表す。このとき、x として必ずしも実数でないほかの適当な量、例えR3ベクトルなどである場合考えることができる。フビニの定理によればそのような積分逐次積分累次積分)として書けることが示される。すなわち、重積分は座標ごとに順番積分して計算することができる。 一変数の正値関数積分関数のグラフx-軸との間の領域面積を表すのと同様に、二変数の正値関数 f(x, y) の二重積分関数の定義する曲面 z = f(x, y) と関数の定義域を含む平面との間の領域体積を表す(同じ体積はこの領域を表す三次元の定数関数 F(x, y, z = f(x, y)) = 1 の三重積分としても求められる)。同じことはさらに変数の数を増やして成立し積分高次元超体積を表すことになるが、三次元より高次元の場合視覚化は困難である。 例えば、辺長が 4 × 6 × 5 の直方体体積は以下の二通り方法求めることができる。 直方体底面である xy-平面上の領域 D 上で定数関数 f(x, y) = 5 の二重積分D 5 d x d y {\displaystyle \iint _{D}5\,dx\,dy} は所期直方体体積与える。例えば、直方体底面矩形が x, y の不等式 2 ≤ x ≤ 6, 3 ≤ y ≤ 9 で与えられているならば、上の二重積分は ∫ 3 92 6 5 d x d y {\displaystyle \int \limits _{3}^{9}\!\!\int \limits _{2}^{6}5\,dx\,dy} のことと読み替えることができる。このあと積分を x と y のいづれか先に計算すべきなのかであるが、この例では内側積分、つまり x に対応する区間で x に関する積分先に行う。内側積分を F(b) − F(a)計算する方法などで求めた後は、得られ結果残り変数に関して再び積分すれば、底面上面挟まれ領域(つまり所期直方体)の体積求められる直方体自身の上取った定数関数 1 の三重積分 ∭ cuboid 1 d x d y d z {\displaystyle \iiint \limits _{\text{cuboid}}1\,dx\,dy\,dz} としても所期体積計算できる

※この「重積分」の解説は、「積分法」の解説の一部です。
「重積分」を含む「積分法」の記事については、「積分法」の概要を参照ください。

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