造像例とは? わかりやすく解説

造像例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 07:49 UTC 版)

弥勒菩薩」の記事における「造像例」の解説

弥勒菩薩像はインドでは水瓶手にする像として造形されたが、中国においては、唐までは足を交差させ椅子に座る像として造像され、元・明時代以降弥勒化身とされた布袋として肥満形で表された。一方飛鳥時代日本では半跏思惟像として造像が行われた。椅坐して左足下ろし右足上げて膝上に置き、右手頬杖付いて瞑想する姿である。大阪野中寺金銅像重文)が「弥勒菩薩」という銘文をもつ最古半跏思惟像である。京都広隆寺弥勒菩薩像(木像)は特によく知られており、国宝指定されている(→弥勒菩薩半跏思惟像)。ただし、半跏思惟像全て弥勒菩薩像であるとは限らない平安時代・鎌倉時代には、半跏思惟像見られなくなり立像坐像として表されるうになる京都醍醐寺快慶作の木像などがその作例である。 日本広く目にされている弥勒菩薩像に、50円切手の図案がある。これは中宮寺木造菩薩半跏像である。 弥勒如来像としては、前述奈良東大寺木像通称試み大仏」)(重文)や、當麻寺金堂塑像奈良時代国宝)、興福寺北円堂運慶一門作の木像国宝)などが知られる岩戸寺(丹波市) 木造弥勒菩薩半跏像通称宝冠弥勒」)京都 広隆寺 奈良 中宮寺 大阪 野中寺 弥勒菩薩交脚像(東京国立博物館

※この「造像例」の解説は、「弥勒菩薩」の解説の一部です。
「造像例」を含む「弥勒菩薩」の記事については、「弥勒菩薩」の概要を参照ください。

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