日本における造像例
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現世利益的信仰が有力な日本においては、薬師如来は病気平癒などを祈願しての造像例が多い。極楽往生を約束する仏である阿弥陀如来とともに、日本においてはもっとも信仰されてきた如来である。奈良・法隆寺金堂の薬師如来坐像は光背に推古天皇15年(607年)の銘があるが、銘文中の用語や像自体の鋳造技法等から、実際の制作は7世紀後半と言われている。また、現世利益を司る数少ない如来であることから、延暦寺、神護寺、東寺、寛永寺のような典型的な(国家護持の祈りを担う)密教寺院においても薬師如来を本尊とするところが多い。
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日本における造像例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 07:44 UTC 版)
日本では奈良時代ごろから信仰され、創建当初の西大寺金堂に安置されていたとの記録もある。仁和寺には南宋時代の絵画が伝えられ、高野山金剛峯寺には快慶作の彫像が残されている。
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日本における造像例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 01:31 UTC 版)
日本では一面三目八臂(額に縦に一目を有する)とする像容が通例で、立像、坐像ともにある。胸前で二手が合掌し、二手は与願印を結ぶ。その他の四手には、羂索や蓮華・錫杖・払子を持す。代表作としては、東大寺法華堂(三月堂)本尊の立像(奈良時代、国宝)や、興福寺南円堂本尊坐像(鎌倉時代・康慶作、国宝)があげられる。 不空羂索観音を本尊とする寺としては、奈良の新薬師寺の近くにある春日山不空院がある。 東大寺の不空羂索観音像は、岡倉天心が主導した「現状維持修理法」(現状のままで保存に耐えうる程度の修理のみ行なう)に基づいて修復された日本初の仏像である。1906年に岡倉の弟子、新納忠之介によってなされた[要出典]。
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