日本における遊女の呼称とは? わかりやすく解説

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日本における遊女の呼称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:54 UTC 版)

遊女」の記事における「日本における遊女の呼称」の解説

日本では古来より数多く呼称があり、古く『万葉集』には、遊行女婦うかれめ)の名で書かれており、平安時代になるとこれに代わって遊女(あそび)がでてくる。「遊(あそび)」は、『源氏物語』みをつくしの巻に「あそび共の集いまいれるも」、『栄花物語』に「江口という所なりて、あそびども笠に月をいだし」、『散木集』に「あそびど数多もうで来て」、『更級日記』に「あそび三人」などがあり、歌舞を主にし、「あそびめ」「あそびもの」とも言った中世には、傀儡女くぐつめ)や白拍子しらびょうし)、傾城けいせい)、上臈じょうろう)などと呼ばれていた。 近世になると、女郎じょろう)、遊君ゆうくん)、娼妓しょうぎ)といった呼称あらわれる。遊廓遊女には位があり、最高位遊女太夫という。江戸吉原遊廓では太夫消滅した宝暦以降は高級遊女花魁おいらん)といった。 大衆的な遊女には湯屋性的労働を行う湯女(ゆな)、旅籠性的労働を行う飯盛女めしもりおんな)がある。そのほか街角買春客を待つ京都辻君つじぎみ)、大坂惣嫁総嫁(そうか)、江戸夜鷹(よたか)などもある。ただし一般的には、「遊女」「遊君と言った場合はこうした大衆的な娼婦より上位の女を指す。

※この「日本における遊女の呼称」の解説は、「遊女」の解説の一部です。
「日本における遊女の呼称」を含む「遊女」の記事については、「遊女」の概要を参照ください。

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