しんたいしょうがいしゃほじょけん‐ほう〔シンタイシヤウガイシヤホジヨケンハフ〕【身体障害者補助犬法】
身体障害者補助犬法
この法律は、補助犬の訓練事業者・使用する身体障害者の義務等を定めるとともに、国・地方公共団体の施設・住宅・事業所や公共交通機関、多数の者が利用する施設等で補助犬を同伴できるようにする等社会の受入れ体制を整える措置を講じています。
また、盲導犬だけでなく、聴導犬・介助犬にも社会的受入れ、育成者・使用者の責務を明確にした点で、世界的にも注目されています。
身体障害者補助犬とは
・盲導犬 安全な歩行を誘導
・聴導犬 ブザー・電話の呼出し・危険を意味する音等を聞き分け、情報伝達、音源への誘導
・介助犬 物の拾上げ・運搬、着脱衣の補助、体位の変更、起立・歩行時の支持、扉の開閉、スイッチ操作、救助の要請等
法の概要
1. 補助犬を同伴・使用できる範囲
「拒んではならない」
・国や地方公共団体の施設、住宅、事業所
・公共交通事業者の旅客施設、車両等
不特定多数の者が利用する民間施設については
203/10/1より施行
「拒まないよう努めなければならない」
・民間の住宅、事業所
2. 公的認定
「育成者(指定法人)」
厚生労働大臣が、補助犬の種類ごとに、訓練・研究業務を行う者として、指定・公示する。罰則規定もある。
「使用者(身体障害者)」
犬の行動を十分管理するとともに、補助犬である旨の表示、認定書類の所持・提示の義務がある。
身体障害者補助犬法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/01 04:39 UTC 版)
身体障害者補助犬法(しんたいしょうがいしゃほじょけんほう)は、身体障害者の自立及び社会参加の促進に寄与することを目的とする法律。法令番号は平成14年法律第49号、2002年(平成14年)5月29日に公布され、2007年(平成19年)12月に第一次改正を行った[1]。
- ^ 日本法令索引
- ^ 盲導犬連れた視覚障害者、イベントで入店拒否 毎日新聞・福井朝刊 2004年3月14日
- ^ 「若狭路博」の盲導犬入店拒否問題で視覚障害者の男性に謝罪 毎日新聞 2004年3月16日
- ^ 兵庫県が身障者の介助犬同伴拒否 11月の採用試験で Kyodo News 2008年12月12日リンク切れ
- ^ バス運転手 不適切発言「盲導犬を乗せるのは嫌だ」 スポーツニッポン 2010年7月1日閲覧リンク切れ
- ^ http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/hojyoken/html/b04.html :厚生労働省 政策について 身体障害者補助犬実働頭数
- 1 身体障害者補助犬法とは
- 2 身体障害者補助犬法の概要
- 3 目的
- 4 施行後の状況と問題
身体障害者補助犬法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 00:24 UTC 版)
聴覚障害者の補助を行う聴導犬は、身体障害者補助犬法の適用を受ける。詳しくは「聴導犬」を参照。
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