路線車・特定車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:26 UTC 版)
「京王バス永福町営業所」の記事における「路線車・特定車」の解説
2022年現在、三菱ふそうトラック・バス、いすゞ自動車、日野自動車、トヨタ自動車製の車両が在籍する。 京王帝都電鉄時代から営業所ごとに採用メーカーが分かれており、1994年までは永福町営業所では三菱車(当時は三菱自動車工業)を導入していた。1995年からは京王バスグループの他の営業所と同様、日産ディーゼル製の中型長尺ワンステップバス(JP系)の大量導入が開始され、以降は日産ディーゼル製車両の配置が急増し、経年車はJPのノンステップバスに置き換えられた。そのため三菱ふそう製と日産ディーゼル製車両の割合が高かったが、UDトラックスのバス製造事業撤退とジェイ・バスの発足後は、日野自動車製の車両も増えつつある。2021年12月以降は、UDトラックス製の車両は在籍していない。 1996年から日産ディーゼル・RNの大量導入が始まると、永福町営業所にも富士重工業製8E車体で導入された。うち1台のD79784号車が京王れーるランドで保存車両として展示されている。また、1999年には初代OZONEシャトルバス専用車として、西日本車体工業製96MC車体を架装したRNが3台(K79951 - K79953)配置され、永福町営業所のみに在籍していた。その後、K79953がOZONEシャトル予備車として残ったほかは、79751と79752の2台は一般色に塗装変更した上で路線車に転用され、他の営業所(調布・府中)へ転出した。最終的に79951は調布から永福町へ戻って除籍、79952は府中を経て調布に最後まで残り、除籍時には調布営業所でRNのさよなら運転が行われた。 小型車は、日野・リエッセとポンチョが在籍する。すぎ丸は各コミュニティバスの専用塗装、松ノ木線用として一般路線塗装の車両が使用される。すぎ丸は2000年の運行開始時にリエッセが5台(D20054 - D20058)導入された。うち1台(D20057)は中扉に車椅子用リフトを備えたステップリフトバスで、これはリエッセのリフトバスの路線バスとしての営業運行では最初期のものである。すぎ丸のリエッセは2004年に2台(D20413 - D20414)増備されたが、2016年12月までに全車が2代目ポンチョ(2ドアロングボディ)に代替された。2022年4月現在、リエッセは一般路線塗装の共通予備車1台(D21038)のみが残存している。 2006年と2007年に導入された三菱ふそう・エアロスターノンステップ (PJ-MP37JK、D30601 - D30607、D30702) は当営業所のみに新製配置された。相次ぐ路線移管と転出車が多い中で、2022年4月現在、全車が生え抜きのまま在籍している。 2013年8月にはエルガハイブリッドが配置された。2013年と2015年には、京王の電車・バス100周年記念復刻塗装車が導入されている。 2021年9月には、多摩営業所から燃料電池バスのトヨタ・SORAが転入した(D22002)。原則として丸の内線のみで運行される。 2014年11月17日からご当地ナンバーの杉並ナンバーが導入開始され、2015年以降の新車と転属車は杉並ナンバーで登録される。それ以前から在籍していた「すぎ丸」専用車も全車が杉並ナンバーに変更された。 中野新橋線、ハチ公バス、新宿パークタワーOZONEシャトルバス、ヒルトン東京シャトルバスは、中野営業所へ移管されたため専用車両も転出した。これにより、永福町営業所には特定車の配置がなくなった。 中型路線車日産ディーゼル・RM、富士8E車体(D49856) ハイブリッドノンステップバスいすゞ・エルガハイブリッド (D11301) ヒルトン東京シャトルバス塗装変更後 (K60404) ヒルトン東京シャトルバス塗装変更前 (K60404)
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