路線跡の様子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 07:24 UTC 版)
廃止後もしばらくの間は施設がそのまま放置され、アルプスゴンドラからも山中に残されたシェルターを見ることができたが、2000年代の初頭に撤去された。また、山頂駅の建物は、最近までレンタルスキー小屋として使用され、シェルターの一部も残されていたが、2008年の夏頃に取り壊された。 しかし、現在でも少しだけではあるが、カーレーターの跡が所々に残っている。ロープウェイ山麓駅の脇には、カーレーターの山麓駅だった建物が現存している。この建物は、廃止後しばらくの間はびわこ自然史博物館として使われていたが、現在は山頂から移転したレンタルスキー小屋となっている。カーレーターはそこから、北側の尾根の頂上に向かって伸び、頂上で直角に曲がって山頂を目指していたが、現在も山麓付近のカーレーターが通っていた所はあまり木が生えていない。また、山中に入っていくと、3ヶ所存在していた橋梁のうちの二ヶ所のコンクリートの土台があったり、シェルターの残骸やベルトコンベアなどの部品が至るところに散乱していたりする他、コンクリート製の路盤が残っているところもある。なお途中には3ヶ所のトンネルが存在していたが、それらは全てコンクリートで塞がれている。そして、最近取り壊された山頂駅の跡は現在、スノーランドの一部となっている。 路線跡は急斜面や崖となっているところが多いため、探索するのは非常に困難を極める。危険な箇所は無理に行かないことである。
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