議会政党としてとは? わかりやすく解説

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議会政党として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 11:34 UTC 版)

立憲民主党 (ロシア)」の記事における「議会政党として」の解説

同年12月までは政治活動明確な方針は定まらなかったが、翌年1906年1月第2回党大会ミリュコーフが「我が党すぐれて議会政党である」と演説し綱領には立憲君主制議会制掲げることとなった。この大会において党中央委員会メンバー確定しており、この当時の党の主な指導者にはミリュコーフをはじめ、ストルーヴェ、コリューバキン、ロジチェフ(ロシア語版)、ゲッセンロシア語版)、ペトルンケヴィチ(ロシア語版)といった人物がいた。党員数10万人を数えたという。 同年行われた第1国会選挙は、労働者にも選挙権与えていたものの、土地所有者の1票が都市民2票・農民15票・労働者45票に相当するという極めて不平等な選挙制度であった。そして、ボリシェヴィキメンシェヴィキ社会革命党といった社会主義政党選挙ボイコットした一方で小規模な土地所有者選挙強い影響力有しており、都市中間層カデットについたこうした条件下でカデット圧勝し、約150から180議席程度得て第一党となった国会議長カデット出身法学者セルゲイ・ムーロムツェフ(ロシア語版英語版となっている。 一方で、第1国会開催目前にして、同年4月21日から25日にかけて第3回党大会開かれた大会では、帝政政府発表した憲法草案はまったく不十分であると非難する決議がなされ、また、国会提出するための土地問題法案四十二人法案」(後述)が計画された。さらに地方党員はより急進的な活動方針を取るべきだと訴えミリュコーフ中央委員会激しく批判したが、これについては、あくまで合法的な議会闘争を行うという方針採用された。 第1国会開かれると、各種自由権法の下の平等などを求め法案提出したが、かなり穏健な内容であったにもかかわらず、これは廃案となったまた、穏健な農民政党トルドヴィキとともに土地問題審議望み私有地一部有償ながらも強制収用すべきとする四十二人法案提出した(#土地問題)。一方でトルドヴィキ全土地の収用求めたこのような国会動きに対して帝政政府強硬に反対したため国会政府のあいだには鋭い対立生じた。やがて、こうした状況下において、帝政内にはカデット妥協して首相ムーロムツェフ、外相ミリュコーフからなる内閣作るという構想持ち上がった内相ピョートル・ストルイピンらは国会強制解散による混乱恐れており、カデット議院内閣制目標としていたから、当初両者交渉順調に進んだ。しかし、トルドヴィキとの提携の是非や土地強制収用といった問題合意至らず交渉決裂する。そして、7月9日についに国会強制的に解散させられた。 第1国会解散同日に、カデット党中央委員会開かれ、ペトルンケヴィチが国会解散へ抗議として納税徴兵拒否宣言することを提案したカデット呼びかけにより、カデットトルドヴィキなどの178名の議員フィンランドヴィボルグ集まり政府批判するヴィボルグの檄」を発した。これは国会の再召集まで税を納めず徴兵にも応じないという運動を行うことを訴えた文書だった。 しかし、この運動成果を挙げることができなかったばかりか、政府の反撃を受け、およそ120人のカデット党員国会選挙への参加資格剥奪されるという結果終わったフョードル・ココシキンウラジーミル・ナボコフといった党所属国会議員も、選挙参加資格奪われた上、投獄されている。党は動揺し党内左派がより急進的な非合法政党として分離し党内右派オクチャブリスト合流しようとしていると取り沙汰され解党危機見舞われた。解党免れたものの、結局カデット同年9月党大会でこの文書路線現実的でないとして放棄した

※この「議会政党として」の解説は、「立憲民主党 (ロシア)」の解説の一部です。
「議会政党として」を含む「立憲民主党 (ロシア)」の記事については、「立憲民主党 (ロシア)」の概要を参照ください。

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