政府の反撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 09:15 UTC 版)
1月25日、BBCの記者ジェレミー・ボーエンはドゥーマから音声レポートを出し、ドゥーマの中心が反政府勢力の手に渡ったと報告した。ボーエンはそのレポートの中で、抗議者や検問所を配置している武装した反政府勢力に話を聞いた。活動家によると、翌日にシリア陸軍はドゥーマを襲撃し、四方八方から街に入り、反体制派を逮捕するために家々の家宅捜索を行ったが、陸軍は抵抗に遭わなかったという。しかし、ドゥーマやダマスカス郊外のアルビン、ザマルカ、ジスリーン、ハラスタの他の町で直面した反政府勢力については様々な報告が寄せられている。 一部報道によると、政府軍の兵士は武装した反政府勢力からの激しい抵抗に遭い、ダマスカス郊外の知事、フセイン・マクルフが政府がザバダニで行われたように郊外を支配する反政府勢力と停戦について話し合う予定であると述べたとロイターが伝えた。ハラスタの警察病院では、スタッフはダマスカス郊外のほとんどが政府の支配下になく、反政府勢力の戦闘員が政府関係者を標的にしていると述べた。彼らはまた、狙撃兵がいくつかのミナレットに巣(狙撃拠点)を作ったと主張した。ハラスタの政府支配地域の一部のベールをかぶった女性達も、郊外の反政府勢力の戦闘員はFSAに属していないと主張したが、戦闘状況を考えると、反政府勢力と政府のどちらの主張も確認することは不可能であった。
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