タンジェントポリ以後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 10:06 UTC 版)
「イタリア共和党」の記事における「タンジェントポリ以後」の解説
1990年代前半にイタリア政界が冷戦の終結およびタンジェントポリの直撃を受け政界再編の大波を被ると共和党も勢力を左右に分裂させ、ますます規模を縮小させていった。だが他党が最終的に解散もしくは党名変更に至ったにもかかわらず、野党であった共和党は辛うじて生き延び、1996年の総選挙では中道左派政党連合「オリーブの木」に加わった。しかし選挙後にはロマーノ・プロディ内閣を支持しつつも批判する立場に転じ、2001年の総選挙では立ち位置を一転させてシルヴィオ・ベルルスコーニ率いる中道右派政党連合「自由の家」と選挙協力に踏み切り、これを批判する党内左派の議員が離党し、欧州共和運動などを結成してオリーブの木に残留した。2006年の総選挙でも保守政党フォルツァ・イタリアとの統一名簿で、2008年の総選挙でも保守政党・自由の人民から、それぞれ当選者を出した。 イタリア共和党は、特定の地域に拠らない議会政党としてはタンジェントポリとそれに続く政界再編の前後で、同一名称のまま存続したイタリアでも珍しい政党である(他に全国政党としては当時はまだ新党だった緑の連盟が、地域政党としては南チロル人民党が、それぞれ議会政党として存続しているが、全国規模の古参政党としては唯一である)。 現在の書記長(幹事長とも訳される)は、フランチェスコ・ヌカーラ(it)。
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