規格争い終結後
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「Blu-ray Disc」の記事における「規格争い終結後」の解説
2008年4月12日、ゲオが全国約800店舗でBDソフトのレンタル開始。 6月11日、歌手のT.M.Revolutionが世界初となるBlu-ray DiscつきのCDシングル「resonance」を発売した。BDの内容映像は同曲のビデオクリップである。 7月15日、TSUTAYAが7月19日から1,339店舗全店(2008年7月15日当時)でBlu-ray Discレンタルサービスを開始すると発表。 2009年6月25日、東芝社長西田厚聰が今後のBlu-ray Discの展開に触れた発言を行う。株主総会にて「規格争いに負けたから一切やらないということではない」と発言。 7月18日、東芝は、BD「再生専用機」の発売(2009年内)を発表した。再生専用機発売の理由は、海外では録画習慣が日本に比べて少ないこと、テレビ番組のインターネット配信が日本よりも普及し、日本で主流の録画再生機の需要増大が見込めないためとしていた。その一方で、「録画再生機」の発売も需要状況検討するとの姿勢も示していた。 8月10日、東芝はブルーレイディスクアソシエーションへの加盟を正式に申請した。今後は、BD対応の録画再生専用機「VARDIA」やBD対応のノートパソコン「dynabook」/「Qosmio」の発売を目指す予定とした。 9月5日、東芝はBD再生機の欧米での発売を発表した。米国は11月、欧州は12月から。希望小売価格は、米国で249.99ドル(約2万3,000円)欧州では未定。日本を含むその他の地域での発売は未定であった。 10月30日、民生機として業界初のHDD・BDレコーダー一体型液晶テレビを三菱電機が発売した。「REAL」2機種(LCD-37BHR300・32BHR300)。 12月17日、Blu-ray Disc Associationが、Blu-ray 3D規格であるMPEG-4 MVCを規格策定した。 2010年2月中旬、東芝が船井電機のOEMでD-B1005K、D-BW1005K、D-B305Kの3機種を発売した。東芝のそれまでの製品構成は、HD DVD、DVDレコーダーのみであった。 4月23日、Panasonicは、Blu-ray 3D再生対応機種、4機種(DMR-BWT1000・2000・3000、DMP-BDT900)を発売した。3D再生対応として民生機業界初。 6月25日、ブルーレイディスクアソシエーションが、記録容量を最大128Gバイトに拡大したBlu-ray Discの新フォーマット「BDXL」の最終仕様を決定した。BDXLは3層で100GバイトのRE(最大2倍速)およびR(最大4倍速)、4層128GバイトのR(最大4倍速)が規定された。現行Blu-ray Discの仕様を延長した規格のため、25Gバイト / 50Gバイトの従来規格のディスクも再生可能。 7月30日、シャープが「BDXL」規格に対応させた録画機「AQUOSブルーレイ」2機種と100GバイトのBD-R XL録画用ディスクの発売を開始。業界初の民生機。Panasonicも追従して9月に発売を開始した。これは既存発売機種への機能追加の製品であった。3D非対応機が2月発売済み機種、3D対応機が4月に発売済み機種、それぞれにブルーレイドライブをBDXL対応化させたものであった。 2011年11月、大手メーカーが従来型DVDレコーダーの生産終了。 2013年11月22日、マイクロソフトがBlu-ray Disc対応のゲーム機「Xbox One」を発売。マイクロソフトはXbox Oneの前モデルである「Xbox 360」にてHD DVDドライブユニットを発売していた。 2015年5月11日、Ultra HD Blu-rayの規格(最大解像度3840x2160ピクセル、HDR、Digital Bridge、片面2層で66GB、片面3層で100GB)策定完了を発表。 光ディスク市場の急速な縮小により、太陽誘電が本年をもって撤退。 12月末、TDKがBlu-rayディスクメディア(イメーションブランドと同社のLife On RecordブランドのBlu-ray Discを含むその他のディスクメディア全製品)からの完全撤退を発表した。 2016年8月2日、マイクロソフトがUltra HD Blu-ray対応のゲーム機「Xbox One S」を発売。 2018年11月10日、ソニーが世界初、4層128GBのBD-R XLメディアを開発・発売。 2020年11月12日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントがUHD BD対応のゲーム機「PlayStation 5」を発売。
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