規格争いに関する変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/05 05:24 UTC 版)
「Ultra Mobile Broadband」の記事における「規格争いに関する変遷」の解説
KDDI(沖縄セルラー電話を含む)は当初(2005年~2007年当時の段階において)、同社が推進する『ウルトラ3G』(Ultra 3G)プロジェクトの一環として同社のauブランドにおいて次世代携帯電話の方式にこの方式を採用(導入)する可能性があると見られていたが、「技術面ではUMBもLTEもほとんど差異はない」という理由で最終的に多くのキャリアが採用する予定の方式であるLTEを採用することが確定し(2008年11月7日)、事実上UMBに見切りを付けた形となった。 なお、日本のKDDIのほか、一部の北米のCDMA2000系サービスを採用している通信キャリア(例・ベライゾン・ワイヤレス、スプリント・ネクステル)や一部の韓国のCDMA2000系サービスを採用している通信キャリア(例・SKテレコム、LG U+)も本来、UMB方式を採用する予定だったがいずれもLTE方式の採用に切り替わっている。 上記のKDDIのLTE方式の正式採用およびUMB方式の採用解消の発表を受け、2008年11月13日、米国クアルコム社は決算説明会において、商用化に向けた開発を断念し、対抗技術であったLTEに注力することを明らかにした。先導役であった同社の撤退は事実上の規格の打ち切りをも意味する事となった。
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