見解・提言
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「放送倫理・番組向上機構」の記事における「見解・提言」の解説
バラエティー系番組に対する見解 - 2000年11月29日の記者会見で、フジテレビのバラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』の1コーナー「七人のしりとり侍」とテレビ朝日のバラエティー番組『おネプ!』の1コーナー「ネプ投げ」について、「しりとりゲームで間違えた人を罰ゲームと称してメッタ打ちにしており、“暴力的でいじめを肯定している”」(前者)、「女性を投げる際に下着や肌を意図的に見せるのは、“セクシュアルハラスメントや女性蔑視に当たる”」(後者)との苦情に基づく「見解」を発表した。これを受けて、フジテレビとテレビ朝日の両テレビ局は2000年末を以て当該コーナーを中止した。 「消費者金融CMに関する見解」について - 2002年12月20日の記者会見で、多くの視聴者から「消費者金融のテレビCMの多くは、宣伝効果を上げるよう若者向けに親しみやすく制作されていたり、また、CMソングは幼児が覚えて口ずさめるほどリズミカルに作曲されている点などが、“お金が無ければ借りればよい”という誤ったメッセージを青少年に伝えるものだ」という懸念があった旨を発表、BPOは民放連および加盟各社に対し、民放連の定める「児童及び青少年の視聴に十分、配慮する時間帯」である17時から21時までの時間帯は消費者金融CMの放送自粛などを要望した。 「血液型を扱う番組」に対する要望 - 2004年12月8日の記者会見で、民放の複数のテレビ番組で取り扱われた血液型による性格判断について、視聴者から「非科学的である」「学校や職場で血液型による差別意識が生じている」といった苦情が寄せられたのを受けて、テレビ各社に対し民放連が定める放送基準の「第8章 表現上の配慮」54条に基づき、放送内容についての配慮を要望した。 注意喚起 児童の裸、特に男児の性器を写すことについて - 2008年4月11日、以前から「視聴者の意見」に男児の全裸や男性器を修正せずに映すことに対する批判意見が年々急増していることを鑑み、たとえこれらのシーンを“家族的シーン”として放送したものであっても、インターネットなどで児童ポルノに転用される恐れがあるとの見解を示し、テレビ各社に注意喚起を行った。 青少年への影響を考慮した薬物問題報道についての要望 - 2009年11月2日、この年の夏に芸能人による薬物事件が多発したことを受け、各テレビ局の報道について薬物使用に関して警告などを促さずに、興味を持たせる報道が見られるとして、テレビ各社に「極めて慎重な配慮」を要望した。 フジテレビの「生爆烈お父さん27時間テレビスペシャル!!」 - 2013年10月22日、『FNS27時間テレビ (2013年)』において、男性タレントが女性アイドルグループ・AKB48のメンバーにプロレス技を掛けると共に暴行したとされる問題について、「バラエティー番組も『人間の尊厳』『公共の善』を意識して作られるべき」との見解を示した。 東京MXテレビ・サンテレビ『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』 - 2014年3月10日、番組の特徴である児童および青少年の視聴に適さない刺激の強い性的表現が複数含まれる点について、「児童および青少年の視聴に対する配慮は時間帯を超えて常に必要であることに留意してほしい」との見解を示した。 テレビ東京『ざっくりハイタッチ』~赤ちゃん育児教室~ - 芸人が赤ちゃん役となり下半身をあらわにしておむつを交換したり、女優がおむつ姿の芸人のボディマッサージを行い男性器を反応させたりした点について、2015年12月9日、「放送基準 第8章 表現上の配慮 (48)『不快な感じを与えるような下品、卑わいな表現は避ける』を心に留め番組制作にあたることを望む」との見解を示した。
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