見誤られやすいもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/28 09:00 UTC 版)
先端が膨らんだ柄の上に胞子の数珠が並ぶ姿は、コウジカビとほぼ同じである。ハリサシカビでは胞子嚢の分節で胞子の数珠ができるため、その数は増えないのに対して、コウジカビではその基部で胞子が追加されることで区別できるが、一見では班別し難いこともある。分節胞子嚢を付ける点ではハリサシカビモドキも似ているが、菌糸がよく発達し、胞子嚢柄も分枝を持つことが多い。 胞子形成部が水滴に包まれる状態の時、外見的には真っすぐな柄の先端に胞子の詰まった水滴が乗っている姿となるため、よく似て見える接合菌やアナモルフ菌は数多い。また、これが培地上に直立したものは、顕微鏡で上から見ると、球形の胞子のうがあるようにも見える。根元に仮根があるから、生きた状態ではクサレケカビ類のあるものと見分けが紛らわしいことがある。
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