見越し入道の正体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 08:28 UTC 版)
見越し入道の正体は不明とされることが多いが、変化(へんげ)能力を持つ動物とする地方もある。福島県南会津郡檜枝岐村の伝承ではイタチが化けたものとされ、入道の巨大化につられて上を見上げると、その隙にイタチに喉を噛み切られるという。『宿直草』ではタヌキが化けたものとされ、キツネが化けているという地方もある。信濃国(現・長野県)ではムジナが化けたものといわれる。また前述の檜枝岐では見越し入道は提灯、桶、舵などを手に持っており、その持ち物こそが本体で、持ち物を叩けば入道を退治できるともいう。
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