見滝原中学校の生徒・教師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:37 UTC 版)
「魔法少女まどか☆マギカのキャラクター一覧」の記事における「見滝原中学校の生徒・教師」の解説
まどか、ほむら、マミ、さやか、キリカ、杏子(新編のみ)が通う学校の関係者。 上条 恭介(かみじょう きょうすけ) 声 - 吉田聖子 さやかが想いを寄せる幼なじみ。しかし彼女から恋愛感情を寄せられていることには気がついておらず、その近すぎる関係もあって異性としての意識にも乏しい。 かつては将来有望とその資質を認められるヴァイオリニストだったが、事故で指が動かなくなって演奏できなくなり、病院でリハビリを受けていた。医師からは「現代の医学では指の回復の見込みはない」と宣告され、絶望のあまりに自暴自棄になるが、見かねたさやかが魔法少女になる契約の代償に、その回復を願ったため、指を動かせるようになる。 退院してからは松葉杖を使って登校するようになるが、急な退院でもありその忙しさもあって、さやかの献身や悩み事には気がつかないまますれ違いを続け、仁美に告白されたことでさやかを追い詰めることとなった。一連のエピソードはアンデルセンの童話『人魚姫』がモチーフとなっており、恭介は人魚姫から想いを寄せられる王子の役回りである。再構成された世界では、さやかの消滅間際に、彼女の存在を探すかのような素振りを若干見せた。 なお脚本を担当した虚淵は、恭介は恋人より音楽を優先するような男であろうから、彼と結ばれたとしても、さやかはあまり幸せにはなれなかったのではないかとも推測している。姓は、当初は苗字が「上條」と表記されていたが、第7話ED・コミカライズ版でも後に修正された。 志筑 仁美(しづき ひとみ) 声 - 新谷良子 まどかとさやかの親友。習い事を掛け持ちするお金持ちのお嬢様で、たびたびラブレターをもらうなど男子からの人気も高い。穏やかな性格のおっとり系だが、まどかとさやかを恋仲と勘違いしたりするなど天然ボケな一面を持っている。第4話では「ハコの魔女」の被害に巻き込まれかけ、さやかに命を救われたが、本人はそのことを知らずにいる。 以前から恭介を慕っており、さやかが退院した恭介へ、告白はおろか一向に話しかけようとしないのを見て、友人相手に抜け駆けはしたくないという想いから、自分の気持ちをさやかに明かし、さやかには先を越す権利があると、「明日の放課後に告白する」と宣言する。その後、さやかが告白に出なかったために実際に恭介に告白し、親しげに会話を交わしていた。親友であり恭介の幼なじみでもあるさやかに気を遣っての行為だったのだが、さやかの身に起きている事情を何も知らなかったために、一連の行為が逆にさやかの精神を追い詰める結果になってしまう。その後、さやかの死を知った際には、激しく落ち込んでいたことが詢子と和子の会話で語られている。再構成された世界で恭介と交際する。『[新編] 叛逆の物語』では恭介とのすれ違いからナイトメアになる。 早乙女 和子(さおとめ かずこ) 声 - 岩男潤子 まどか達の担任。担当教科は英語。婚期を焦っているが、彼氏と長続きしないことが悩みで、ホームルームや授業の内容にもそれが反映される。目玉焼きが半熟か固めかで揉め、3か月続いた交際相手と別れたこともある。一見頼りない教師のようだが、生徒達のことはよく気遣っている。まどかの母である詢子とは昔からの親友で、第11話では教育者としての悩みを打ち明け合う場面も描かれている。『[新編] 叛逆の物語』ではまどかの母である詢子から「理想が高すぎる」と評されている。 中沢(なかざわ) 声 - 松岡禎丞 TV版1話と『[前編] 始まりの物語』で早乙女和子から質問された、最前列のほむらの左隣の席の男子生徒。TV版7話と『[後編] 永遠の物語』で上条恭介と会話している描写がある。『[新編] 叛逆の物語』では、早乙女先生やまどかの家族同様に取り込まれた数少ない一般の人間である。そのため、ほむらの視点では他の生徒の顔が赤く潰されている中、彼には表情がある。
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