西館高校の教員
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戸田 和佳絵(とだ わかえ) 演 - 瀬戸朝香(友情出演) 1年2組の担任。担当教科は英語。 原作以上にドライな性格で、生徒同士の問題には一切介入せず、事なかれ主義を貫かんとする「サラリーマン教師」に徹していた。それゆえに、自分とは対照的に生徒に対して熱心な副担任の平岡を疎ましく感じ、一貫して冷たく接していた。 佐古から父親による暴力のことについて相談を受け、それがきっかけに彼と付き合い始めるが、のちにそのことを知った愛海に脅され、歩にカンニングの濡れ衣を着せることになってしまう。その後、父親を刺して逃亡してパニック状態の佐古と再会したが、佐古に「お父さん助かったみたいだし、警察に行った方が」と説得して警察に自首するよう勧めた際に本性を暴露した彼の言葉から自分が利用されていただけと知る。最終的にこのことや歩や愛海の言葉がきっかけで目が覚め、教員室に乗り込んできた文子と歩にカンニングの濡れ衣を着せた事を自白し、文子と歩にこれまでの自分の行いを謝罪。その後、佐古が逮捕されて警察に連行中に佐古と一瞬顔を合わせるものの無視されてしまい、原作と同じく責任を取り退職した。 平岡 正子(ひらおか まさこ) 演 - 酒井美紀 1年2組の副担任。担当教科は古典。 元々は会社員として働いていたが、教師になりたいという夢が捨てきれず、採用試験に合格して中途採用で西館高校にやってきた。 腐敗した西高教師陣の中で唯一生徒達のことを心から思っている教師で、いじめ問題の解決に奮闘した。しかし、真実を知りたいという正義感の強さ故に戸田をはじめとする事なかれ主義の集う西高教師陣全員に嫌われてしまい、遂にはいじめの真相を知られるのを恐れた愛海の陰謀で大治郎の力によって解雇されてしまう。その際に、「何も出来なくてごめんね」と、力になれなかったことを歩に詫び、愛海には平手打ちを浴びせ、「いつかあなたは独りぼっちになる」と言い残して学校を去る。その後は最終回のラストで別の高校で教師をしており、ここでも「いじめ」について考えるよう生徒に呼びかけている。 岩城 正志(いわしろ まさし) 演 - 矢島健一 西館高1年の学年主任。 融通のきかない非常に凝り固まった性格。事なかれ主義を通し、西舘高校の名誉と見栄にこだわる。経済的に上の立場である愛海の父・大治郎から「娘がいじめを受けた」と虚偽のクレームを入れると謝罪するのに対し、歩の母・文子の苦情に対しては「子供の問題は親の責任ですよ」とまともに取り合わない冷酷な発言をするなど人によって態度を変える様子も見られた。そして正義感の強い平岡を一方的に邪魔者扱いしたが、最終回のラストで戸田が反省して辞職の手続きが取れたことや愛海がいじめを認めて退学処分を検討していることについても「安西といい、戸田先生といい、本当困った人達ばかりだ。本当反省してもらわないとね」と言って事なかれ主義を変えなかったが、それを聞いた田崎が「私たち学校は、このままで良いんですかね?」と言われて考え込むシーンがある。 原作から容貌と設定が大きく変更されている。 田崎 洋(たさき ひろし) 演 - 二階堂智 西館高1年3組の担任。担当教科は数学。 明るくて面白く、生徒から人気のある教師。当初は戸田や岩城と同様の事なかれ主義で、平岡に対して反発していた。自分が受け持つクラスの生徒である佐古の優秀さに一目置いているが、佐古が父親を刺して逃亡していると警察から学校に電話がかかってきた時は驚いていた。その後、最終的には佐古が逮捕され、愛海や戸田が自分の過ちを自ら認めた二人を一方的に非難する岩城に疑問を抱き、最終回のラストでは「このままではいけない」と思い、考えを改めるようになった。 原作から容貌が大きく変更されている。
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