荒戸とその周辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:00 UTC 版)
1丁目は住宅地区とみなと銀座通りに接する東端部分がみなと銀座商店街の一部を形成しており、那の津通りから北へ入ったみなと銀座通り沿いに荒戸地区唯一のスーパーマーケットであるマックスバリュ港町店がある。北は西公園、南は大濠公園、東は大手門と港に接し、南部の明治通り沿いに福岡市地下鉄空港線の大濠公園駅一番出口と二番出口がある。歴史的遺構として北端に中野正剛生家跡と貝原益軒の屋敷跡があり、福岡藩の知行取り大組の田代家にまつわる小春姫大明神を祀つる祠が個人宅の敷地内に鎮座している。1895年(明治28年)荒戸東通り町(現在の荒戸一丁目と大手門付近)に出雲大社福岡分院が勧請され、境内に私立福岡図書館(最盛時の蔵書は70,000冊超え)が設立されていた。1945年(昭和20年)6月福岡大空襲で焼失し、1973年(昭和48年)4月 福岡市西区今宿町に出雲大社福岡分院は再建された。一丁目北部と港と西公園に跨る地域はかつて入船町と呼ばれ、そこには日本航空輸送の格納庫とクレーンがあり入船町水上機基地があった。日本航空輸送は1924年(大正13年)4月18日から百道海水浴場に出張所を設けて、大坂からの郵便物を主とする定期運行便を初め、その後9月2日に西公園・入船町に移転し、1930年(昭和5年)の名島水上飛行場ができるまで利用されていた。1929年(昭和4年)からは福岡 - 大阪 - 東京の定期旅客航空便も開設されていた。小学校の校区は福岡市立舞鶴小中学校 2丁目は住宅地区で、北は西公園、南は大濠公園、東は荒戸1丁目に接する。西公園入口交差点付近に万葉集12巻3216を刻印した万葉歌碑(進藤一馬元福岡市長の揮毫)があり、福岡美容専門学校(福岡校)もある。北西部に「小田部の藤」と呼ばれた九州随一の藤の庭園であった、小田部藤園の跡地の案内板が設置されている。金光教福岡教会の所在地。小学校の校区は福岡市立当仁小学校 3丁目は県道556号に接した面を東端とし、黒門川通りに接した面が西端となる住宅地区で、北部に福岡大学附属若葉高等学校、厚徳会大日保育園があり福岡市市民福祉プラザ(愛称「ふくふくプラザ」)も那の津通り沿い南側に位置する。團琢磨の生家跡と中山平次郎旧宅跡地がある。天理教福岡教務支庁の所在地。県道556号線沿いに太宰府天満宮の名物品である梅ヶ枝餅の出張所がある。かつて明治通り沿い付近から大濠公園にかけて「奥村黄花園」という菊人形の展示施設(見世物小屋)があった。1914年(大正3年)10月30日に西公園入口交差点付近に市内3番目の常設活動写真館「鶴城館」が開館した。その後「鶴城館」は1917年(大正6年)に買収され「第二電気館」と改称(第一電気館は東中洲)。1915年(大正4年)3月、現在の西公園入口交差点付近にあった劇場「大福座」が、「愛勝館」「関西劇場」と改称。その後1920年(大正9年)3月、建築中だった「大昌座」(元・大福座)が倒産(10日)、九州鉄道会社が買収し29日「南洋館」を開館した。小学校の校区は福岡市立当仁小学校
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