美津濃グライダー製作所においてとは? わかりやすく解説

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美津濃グライダー製作所において

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 02:31 UTC 版)

島本真」の記事における「美津濃グライダー製作所において」の解説

1941年昭和16年1月26日日本滑空史を彩る滑空機日本記録が、生駒山山頂から相次いで打ち立てられた。その現場支援者として参加した美津濃グライダー製作所所属島本真は、ある意味記録達成立役者だった。島本はその所属常国隆二級滑空士のサポート隊の一員として、滑空機記録達成のため働いていたがその時、時を同じくして美津濃グライダー製作所所属作業員ながら大阪飛行少年団教官金光二級滑空士が操縦し東洋金属木工アカシア巻雲一型機で、新記録挑戦しようとしていたグループがあった。 朝鮮半島出身金光漢は、日本人からの差別の目を感じながら、不屈の闘争心記録達成挑戦しようとしていた。彼のわりには同じ美津濃所属同僚大阪飛行少年団有志、堺水上飛行学校の友人達が、朝鮮半島出身友人と共に、彼が搭乗する滑空機調達修理飛行訓練記録挑戦のための生駒山での支援サポート隊と、金光漢への日本人多数協力者があったことも事実だった。 午後7時25分常国隆滑空操縦美津濃301ソアラー発航した。この時、金光漢のサポート隊は大変な問題遭遇、その解決絶望的だった生駒山という地の利得て最適の風を捕らえるため季節選び周到に用意されたはずの準備に、致命的見落としがあった。 生駒山上まで機体運び、同じホテル滞在し同じ美津濃従業員2つグループ別れそれぞれの機体点検整備して準備終えたあとに金光グループ大阪飛行少年団学生発航必要なゴム索を忘れてきたと報告した。この機会逃せばいつ発航適した気象配置と風が得られるかわからず、同じく日本記録を狙う美津濃常国グループからゴム索を借りることは到底出来ない相談であることは金光漢には解りすぎるほど解っていた。責任感じた大阪飛行少年団林学生は、この事を美津濃グライダー製作所所属島本相談しゴム貸与申し入れた島本滑空機記録挑戦においてもスポーツマンシップのっとりフェアー戦いたいとの考えで、ゴム貸与同意金光漢の巻雲1型機は、美津濃グループゴム索により、常国滑空搭乗美津濃301ソアラー発航後約50分遅れで、無事発航した。常国隆二級滑空士は午後5時55盾津着陸10時3330秒滑空機滞空日本新記録達成。その僅か2時間ほど後、午後7時50分金光漢による11時間40分の日本新記録記録塗り替えられる。しかし、常国隆二級滑空士も、獲得高度3,600mの未公認ながら立派な日本新記録残した金光漢の達成した記録は、島本ゴム貸与抜きには実現できず、満16歳島本にその権限があったとも考えられない独断とも言えるこのゴム貸与は、明らかに美津濃グライダー製作所考え食い違っていた。この事に付いて島本は何も語らなかったが、平成になり滑空保存協会河辺新一取材に、後に美津濃辞めた原因一つであった重い口開いた同年美津濃グライダー製作所退社し数ヶ月前田航研派遣の後に大阪毎日新聞航空部入社した美津濃在籍時の操縦指導記録挑戦思わぬ出来事 生駒山行われた滑空操縦訓練で、真は父と兄弟指導毎日新聞ニュース取り上げられ島本吉川滑空士、滑空訓練機体と共に登山パラシュート背負島本 生駒山滑空訓練時の写真梅田阪急百貨店1階ショーウインドーポスターとして張られ

※この「美津濃グライダー製作所において」の解説は、「島本真」の解説の一部です。
「美津濃グライダー製作所において」を含む「島本真」の記事については、「島本真」の概要を参照ください。

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