編成・外見・内装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 03:14 UTC 版)
「広島高速交通6000系電車」の記事における「編成・外見・内装」の解説
編成は全電動車で、輸送能力や機器の信頼性、人件費などを考慮した結果、1ユニット3両を背中合わせに連結した6両固定編成となっている。 外見デザインは広島高速交通のシンボルカラーであるクロムイエロー(山吹色)を用いた上で、前面から屋根への連続した面の流れや1編成内でのまとまりを重視し、先進性と独自性を表現したものとなっており、複数のイメージスケッチやスケールモデル、実物大モデル等を用いた入念な検討が実施された。塗料はメンテナンスや車両洗浄の頻度削減を図るため、フッ素樹脂に加え新たに開発した焼成塗料が使用されている。 車内デザインについても解放感や人に優しく分かりやすい形状を念頭に開発が進められ、車内空間を明るくシンプルなものとすることで圧迫感を軽減した。座席は全車ロングシートで、先頭車には収納する事で車椅子スペースとなる折りたたみ式座席が2人分配置されている。腰掛の形状は自動車シートメーカーと共に開発を進め、身体を支持する座面形状、振動を吸収するクッション構造など自動車のシート技術が多数盛り込まれた設計となっている。車内各部に設置されているつり革や握り棒にも形状に工夫が加えられ、前者は混雑時に複数人が持てるよう配慮がなされている。また、アストラムラインは一部に地下鉄として建設された区間を有するため、各部に安全基準に対応した火災対策が施されている他、車両間には引戸が設置されている。。 運転台については全駅とも島式ホームが用いられている事から車両の右側に配置されており、前面窓ガラスは側面にも伸びる大型の曲面ガラスが採用されている。また前面左側には非常口が存在し、非常時には客室との仕切りにある扉の施錠が解除され乗客が避難できるようになっている。 これらのデザインは駅舎のインテリアデザイン、路線全体の色彩計画等と共にGKデザイン総研広島が手掛けたものである。
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