編成・基本構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 15:24 UTC 版)
「ブラジル連邦鉄道500形電車」の記事における「編成・基本構造」の解説
編成は非貫通・3枚窓の前面を有する電動制御車(E500形、E1500形)と中間に連結される付随車(ER500形、ER1500形)の2つの車種によって構成される。基本編成は電動制御車+付随車の2両を1ユニットとし、それを背中合わせに連結した4両編成(E500形+ER500形+ER1500形+E1500形)だが、動力制御車の機器配置は前後車両とも同一であり、付随車についてもバッテリーや充電用抵抗装置の有無を除き同一の設計となっているため、SuperViaに所有権が移管された2002年以降にはブラジル中央駅 - ジャペリ駅(ポルトガル語版)間のジャペリ線において、9両編成での運用を行うため、運用を離脱した編成の付随車を組み込んだ5両編成が3編成登場し、基本の4両編成と併結して運用されている。営業運転においては編成を2本繋いだ8・9両編成での運用が主体で、最大3編成まで増結可能である。 設計においては安全性や保安性に重点が置かれており、1964年製の400形(ポルトガル語版)をはじめとする従来の鋼製車両との互換性や、現地で容易に修理が可能なコスト面においても配慮が加えられている。後述の通り日本の電車には類例のない高出力の電動機を用いることで、各車450人・4両編成合計1,800人という超満員時でも20 ‰の勾配区間で最高速度90 km/hが出せる性能を有する。
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