続編および再解釈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:22 UTC 版)
詳細は「オズの魔法使いの派生作品」を参照 1950年12月25日、『ラックス・ラジオ・シアター(英語版)』において1時間のラジオドラマが放送され、ガーランドがドロシー役を再演した。1964年、NBCのウィークエンド・スペシャルとして1時間のアニメ番組『リターン・トゥ・オズ (テレビ番組)(英語版)』が放送された。1972年、映画の35周年記念として公式続編アニメ『ジャーニー・バック・トゥ・オズ(英語版)』が制作され、ガーランドの娘ライザ・ミネリがドロシー役を演じた。 1975年、ブロードウェイで『ザ・ウィズ』が初演された。『オズの魔法使い』のアフリカ系アメリカ人版として舞台化された。ステファニー・ミルズほかブロードウェイ俳優が出演し、トニー賞において多くの賞を受賞した。俳優のジェフリー・ホールダーが演出を担当した。この作品はその後の作品に影響を与え、1978年、ダイアナ・ロスがドロシー役、マイケル・ジャクソンがカカシ役で『ウィズ』が制作されたが、興行的には成功しなかった。 1985年、ウォルト・ディズニー・プロダクションズはファンタジー映画『オズ』を制作し、フェアルザ・バルクがドロシー役を演じた。1904年の『オズの虹の国(英語版)』と1907年の『オズのオズマ姫(英語版)』をおおまかに基にし、オズシリーズに詳しくない映画評論家たちからは評判が良くなく、興行成績もふるわなかったが、ボームの世界観を忠実に表現していると認識されるようになりカルト映画として人気となった。 1995年、グレゴリー・マグワイアが小説『オズの魔女記(英語版)』を発表し、ブロードウェイ・ミュージカル『ウィケッド』として舞台化され大成功を収めている。物語はドロシーがオズに来る前のできごとや東の悪い魔女の半生を描いている。 1995年、映画56周年を記念し、1987年版舞台『オズの魔法使い』のツアー公演が開幕し、2012年まで続いた。 2005年、マペット・スタジオはABCのテレビ映画『マペットのオズの魔法使い』を制作し、アシャンティがドロシー役、ジェフリー・タンバーが魔法使い役、デヴィッド・アラン・グリアがヘンリーおじさん役、クイーン・ラティファがエムおばさん役を演じた。カーミットがカカシ役、ゴンゾーがブリキ男、フォジーがライオン、ミス・ピギーが全ての魔女役となった。 2007年、Syfyは3部構成のSFミニシリーズ『アウター・ゾーン(英語版)』をリリースし、ズーイー・デシャネルがDG役を演じた。 2011年、アンドルー・ロイド・ウェバーとティム・ライスはミュージカル『オズの魔法使い』を制作し、ウエスト・エンドにあるロンドン・パラディウムで開幕した。映画の全使用楽曲に加え、ウェバーとライスによる新曲が使用された。リアリティ番組『Over the Rainbow 』においてウェバーはダニエル・ホープをドロシー役に配役した。2012年12月、トロントにあるエド・マーヴィッシュ劇場にてカナダ公演が開幕した。カナダ版『Over the Rainbow 』でダニエル・ウェイドがドロシー役に配役された。2013年9月、カナダ公演キャストにより北米ツアー公演が開幕した。2017年11月、クイーンズランド・パフォーミング・アーツ・センターのリリック・シアターにてオーストラリア公演が開幕し、12月、シドニーにあるキャピトル・シアターにてシーズン上演された。 2011年、ワーナー・ホーム・ビデオによりトムとジェリーがドロシーの旅に同行するアニメ映画『トムとジェリー オズの魔法使』がリリースされた。2016年6月21日、続編DVD『トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ』がリリースされた。 2013年、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズは精神的続編『オズ はじまりの戦い』をリリースした。サム・ライミが監督し、ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス、レイチェル・ワイズ、ミシェル・ウィリアムズが出演した。ディズニーにとって『オズ』に続きオズ・シリーズ2作目となった。興行的に成功したが、評価は賛否両論であった。 2014年、現存しない自主映画会社クラリアス・エンターテイメントは巨額の制作費を投じてドロシーが再度旅に出るアニメミュージカル映画『オズ めざせ!エメラルドの国へ(英語版)』を制作した。興行的に失敗し、脚本および耳に残らない音楽などで評論家から広く批判された。
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