精神原型師
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「スワロウテイルシリーズ」の記事における「精神原型師」の解説
詩藤鏡子(しとう きょうこ) 揚羽・真白姉妹の義母にして保護者兼被保護者。外見は十代前半、小学生程度と見られるが種のアポトーシスの老化後退と肉体の老化スピードが一致しており、一世紀以上生き長らえている。元峨東当主。 傲岸不遜、唯我独尊を擬人化したような人物で、常に不機嫌な態度を崩さない。また凄まじい毒舌家でもあり、彼女の語彙の限りを尽くした面罵は知己や初対面の人物に留まらず、万物に及ぶ。 火気質の発見者でもある凄腕の一級原型師だが発見の功績を峨東流派に譲り、現在は表舞台にたつことなく世捨て人のような暮らしを送る。 生活能力絶無かつ筋金入りのヒキコモリであり、義娘の助けがなければ彼女の日常は生活し得ない。事実、自宅を紙媒体の書類で埋め尽くしては別室に移るという作業を繰り返しており、住居兼工房としている廃校舎も五年で一階のペースで埋没させていった。室内で下着一枚に白衣を引っ掛けるというスタイルも面倒という理由からである。 かつては青色機関に所属し数多の人工妖精を抹殺してきた槍術の達人。 屋嘉比忠彦(やかび ただひこ) 男性側自治区の社会的空白地帯・脱色街(ホワイトリスト・エリア)に店を構え、御禁制の品々を売買する男。二級精神原型師。違法な手術や自治区間の密入区なども請け負う。 水淵亮太郎(みずふち りょうたろう) 総督府顧問。一級精神原型師。深山門下で詩藤鏡子の兄弟子。深山と鏡子の間では「冴えない男」で意味が通じるが、その才能は「冴える」「冴えない」の範疇外に存在する、鏡子と双璧をなす異才。 女性側自治区在住。出戻ってきた“一初”と共に暮らしている。 深山大樹(みやま たいき) 土気質、水気質を発見した世界最高の精神原型師。流派の垣根を越えて多くの門弟を育てた。彼の門下からは詩藤鏡子や水淵亮太朗、勅使河原彰文といった優秀な技術者が輩出された。人倫の元会長。峨東流派。 最後の作品として揚羽、真白を制作した。 勅使河原彰文(てしがわら あきふみ) 深山門下の技術者。世界初の水気質を生みだした研究チームにおいて深山と共に中心にいた、門下生随一の俊才。その豊かな才能に比例してプライドが高い。 不言志津江(ふげん しずえ) 峨東の血族・不言家当主。峨東流派屈指の精神原型師にして風気質の発見者。既に故人。かつて青色機関に所属しており、その時の人工妖精殺傷数は詩藤鏡子と並んでトップクラス。 曽田洋一(そだ よういち) 曽田陽平の齢の離れた弟。 小学生に上がったばかりの頃に人工妖精“置名草”に出会い、以来十年間逢瀬を重ねていた。しかし耐用年数を越えた置名草の身体が限界に達し、変調をきたした置名草を詩藤鏡子の工房に連れ込む。
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精神原型師(アーキタイプ・エンジニア)
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「スワロウテイルシリーズ」の記事における「精神原型師(アーキタイプ・エンジニア)」の解説
人工妖精の設計技師。四気質をベースに、性格要素、個性要素を決定して人格をデザインし、身体を作成する。一~三級まであり、全てを一人で設計できる一級精神原型師は世界に百人といない。人工妖精関連の技術者たちは誰もが一度は一級原型師を目指し、九割九分九厘が脱落するほど難度が高いが、その分社会的地位は非常に高く莫大な収入が得られる。
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