第7巻終章・『呪いの子』の登場人物
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19年後を描いた第7巻のエピローグや作者ローリングによる後日談、19年後以降を描いた『ハリー・ポッターと呪いの子』の登場人物。 ジェームズ・シリウス・ポッター 演 - ウィリアム・ジューン(映画版) / トム・ミリガン(舞台『呪いの子』ロンドン公演) ハリーとジニーの長男。ハリーの父ジェームズ・ポッターと、ハリーの後見人シリウス・ブラックのファーストネームから名付けられている。性格も学生時代の2人に近く、加えて伯父のロン同様の鈍感さも持ち合わせている。ホグワーツでは、グリフィンドール寮に所属。 アルバス・セブルス・ポッター 演 - アーサー・ボーエン(映画版) / サム・クレメット(英語版)(舞台『呪いの子』ロンドン公演) ハリーとジニーの次男。ハリーの恩師で母校の校長でもあったアルバス・ダンブルドアとセブルス・スネイプのファーストネームから名付けられている。ホグワーツ入学以前のハリー同様、自分に自信がない描写があり、スリザリン寮に入ることに不安を感じるが、父であるハリーから組分け帽子が生徒の希望を考慮することを聞いて安心し、ホグワーツ特急に乗り込む。ハリーの子供たちのなかでは唯一祖母リリーと父ハリーの緑色の目を受け継いでおり、3人の子供のなかではもっともリリーとハリーに似ている。 『呪いの子』では、スリザリン寮に所属することになる。父親の名声から、先入観と期待の目で見られていることで、自信を喪失しており、世界を変えたいと願う。父親と犬猿の仲であったドラコ・マルフォイの息子、スコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイと親友になる。 リリー・ルーナ・ポッター 演 - ダフネ・デ・ベイステギ(映画版) / ゾーイ・ブラフ、クリスティーナ・フレイ、クリスティアナ・ハッチングス(舞台『呪いの子』ロンドン公演) ハリーとジニーの長女。ハリーの母であるリリー・ポッターと、ジニーの親友のルーナ・ラブグッドのファーストネームから名付けられている。ホグワーツではグリフィンドール寮に所属。 ローズ・ウィーズリー / ローズ・グレンジャー=ウィーズリー 演 - ヘレナ・バーロウ(英語版)(映画版) / シェレル・スキート(舞台『呪いの子』ロンドン公演) ロンとハーマイオニーの長女。アルバス・セブルス・ポッターやスコーピウス・マルフォイとは同学年。母譲りで聡明らしい。終章に登場し、両親やハリーとジニーに見送られながら、ホグワーツ特急に乗り込む。ホグワーツでは、グリフィンドール寮に所属。『呪いの子』では、スコーピウスにアプローチをかけられる。運動神経はよく、2年次でクィディッチのチェイサーに選ばれる。 ヒューゴ・ウィーズリー / ヒューゴ・グレンジャー=ウィーズリー 演 - ライアン・ターナー(映画版) ロンとハーマイオニーの長男。終章に登場。キングス・クロス駅での見送りでは、父のロンにしがみつく。 スコーピウス・マルフォイ / スコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイ 演 - バーティ・ギルバート(映画版) / アンソニー・ボイル(英語版)(舞台『呪いの子』ロンドン公演) ドラコとアステリアの一人息子。外見はドラコと瓜ふたつだが、その性格は学生時代のドラコとはほぼ正反対である。終章に登場。両親に見送られながら、ホグワーツ特急に乗り込む。『呪いの子』では、スリザリン寮に所属し、父親と犬猿の仲であったハリーの息子、アルバス・セブルス・ポッターと唯一無二の親友となる。「魔法歴史」に詳しい。ヴォルデモートの子であるという噂をかけられ、中傷を浴びせられる。 テディ・リーマス・ルーピン / エドワード・リーマス・ルーピン 演 - ルーク・ニューベリー(映画版カットシーン) リーマス・ルーピンとニンファドーラ・トンクスの息子。本名はエドワード。ファーストネームは、母方の祖父テッド・トンクスから(テッドはエドワードの愛称)、ミドルネームは父から取られた。 父リーマスは、テディが狼人間としての特徴を受け継ぐことを何よりも恐れていたが、母ニンファドーラの「七変化」(外見を自由自在に変えられる能力)だけを受け継いだ。両親と同じく学業は優秀で、ハッフルパフ寮の首席に選ばれる。 ホグワーツの戦いの終了後は、両親が戦いで死亡したため、母方の祖母アンドロメダ・トンクスに引き取られ、養育された。また、両親の友人であった不死鳥の騎士団のメンバーの家に滞在することも多く、同じく孤児だった後見人のハリーや、祖母に育てられたネビルとは異なり、多くの人々に囲まれて育った。 成長後はホグワーツに入学し、母と同じくハッフルパフ寮に組分けされる。6年生の時点では、リータ・スキーターの記事によれば、青い髪のひょろりとした青年に成長しており、ビルとフラーの長女のビクトワール・ウィーズリーとキスをしていたと書かれている。 終章にも登場し、キングス・クロス駅の9と4分の3番線ホームにビクトワールを見送りに来るが、その際にもビクトワールとキスをしている姿がハリーの長男ジェームズに目撃される。このとき、テディの後見人であるハリーは「テディは今でも週に4度はうちに夕食を食べにくる」と発言する。 デルフィーニ(デルフィーニ・ディゴリー) 演 - エスター・スミス(英語版)(舞台『呪いの子』ロンドン公演) エイモス・ディゴリーの姪を名乗り、アルバスやスコーピウスと行動をともにする人物。その正体はヴォルデモートとベラトリックス・レストレンジの娘。その出自のために魔法界では存在を伏せられていてホグワーツに通うことはなかったが、ベラトリックスの夫で、育ての親であるロドルファス・レストレンジによって闇の魔術を教え込まれた。逆転時計を使って歴史を変え、ヴォルデモートを復活させようともくろむ。 そして、ジェームズ・ポッターとリリー・ポッターが死亡する前日の1981年8月30日のゴドリックの谷にアルバス・セブルス・ポッターとスコーピウス・マルフォイと一緒に逆転時計で時間遡行し、逆転時計を破壊してアルバスとスコーピウスを現代に帰還できなくして、翌日の8月31日に父のヴォルデモートが失墜するのを防ぐためにゴドリックの谷で待ち伏せする。しかし、本物のヴォルデモートが現れる前に現代から時間遡行したハーマイオニーたちの助けでヴォルデモートに変身し姿を見せた現代のハリーを父だと思って姿を現し、自身の出生を告げてヴォルデモートの失墜を防ごうとするが、目の前のヴォルデモートが偽物だと気づいて攻撃し、ハリーと駆け付けたハーマイオニーたちによって拘束される。そして、自身の本当の願いは父に会って話がしたかったことだと白状するが、その願いは叶わず現代に連れ戻され、アズカバンに投獄される。
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