第11話から第19話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 14:00 UTC 版)
「乃木若葉は勇者である」の記事における「第11話から第19話」の解説
「丸亀城の戦い」の後、神託によってバーテックス侵攻がしばらくないことを知った大社は、壁の外の調査を若葉たちに命令する。連絡係として巫女であるひなたを加えた6人は、目立った危機もなく意気揚々と壁の外を旅行気分で探索していく。しかし、大阪に辿り着いた時、その地下で発見した死体の山と1人の死者の日記から、この地下に避難した人々が人間同士で争い、最後にはそれが原因となって全滅したことを知る。その後、壊滅した諏訪地域で白鳥歌野が残した鍬と手紙を発見し、名古屋で生存者を捜索している際に、四国が侵攻を受けるという神託を受け、6人は急遽四国へと帰還する。帰還後の初戦で、従来の進化体バーテックスを凌駕する完成体とも言うべきバーテックスの出現により、球子と杏が戦死する。完成体に対しては精霊の力を宿した攻撃ですら歯が立たなかったが、大社により使用を禁じられているほど強力な精霊「酒呑童子」を宿した友奈の力で辛くも勝利する。戦いの後、友奈は入院を余儀なくされ、樹海の侵食で発生した自然災害等により一般人にも死者が出てしまう。 壁の外に超巨大バーテックスが形成されつつあることを知った大社の指示により、若葉、千景、友奈の3人は討伐に向かう。しかし、完成体同様に通常の精霊の力を宿した攻撃では歯が立たず、友奈は再び「酒呑童子」を宿すが、前回の傷が癒えきっておらず吐血し倒れてしまう。戦いの後、自然災害等の被害がバーテックスの樹海侵食によるものであること、球子や杏が戦死した情報がどこからか流出し、勇者を非難する人々が増大。その様子を目にした千景は、面会謝絶により心の支えであった友奈に会うことができないこともあり、その精神を病んでいく。その後、新たに侵食能力を得た進化体バーテックスの度重なる侵攻により、若葉と千景の2人は精霊の力に頼らざるを得なくなる。この熾烈な状況下で、杏の遺したノートと「酒呑童子」を宿した友奈の状態から、精霊を宿す代償が「使用者の精神に負の感情が発生しやすくなること」であることが判明する。 この事が勇者たちに知らされるのと時を同じくして、千景は精神の不安定さから香川市内で両親と共に住むように命じられる。実家のある村で勇者に対する罵詈雑言を見聞きした千景は、怒りのままに勇者の力を解放。かつて自分をいじめていた少女たちを偶然見つけ、襲いかかる。千景の身を案じた若葉が間一髪で止めに入り、人を殺しはしなかったものの、千景は勇者システムを剥奪され謹慎を命じられてしまう。その後、急遽謹慎を解除された千景と共に若葉はバーテックスとの戦いに望むが、「自分だけが人々から愛されないのは、若葉がいるからだ」と考えた千景に襲われてしまう。しかし、千景は突如勇者の力を失い、あわやバーテックスに殺されそうになる。その危機を救い、自分を殺そうとした千景を守りながら戦う若葉を見た千景は、自分の弱さに気がつき、同時に若葉のようになりたいと願った。直後に起こった若葉の危機を救うべく千景は身を呈するが、生身で受けたこの攻撃により戦死する。 2人だけになってしまった若葉は「大天狗」を、友奈は「酒呑童子」を宿し、完成体6体の侵攻から香川を守り抜く。しかし、この戦いで瀕死の重症を負った友奈は神樹に吸収された。最後に残された若葉とひなたは、大社の命令で壁の外の様子を見に行くが、そこで2人は、巨大な光の柱によって海をかき混ぜられ、小さな太陽のような火球によって今までの世界が崩壊し、火の海となっていく様を目にする。その後、勇者二人の活躍によって一時的にバーテックスが全滅したことを好機と捉えた大社は、神話の国譲りにのっとり、巫女6人を生贄とした儀式「奉火祭」を通して「天の神」に赦しを乞い、「四国の結界から出ないこと」、「勇者の力を手放すこと」という条件を受け入れた。ひなたは神樹の根によって堅く守られ、結界が破られることがなくなった世界を「根之堅州国」と称した。「大社」は名前を「大赦」に改め、表面上の恭順を示したため、その後バーテックスの侵攻は起こらなくなった。しかし神樹の寿命も永遠ではなく、いつかはその力が失われてしまう。そこで若葉たちは、勇者システムの研究を秘密裏に続け、力を蓄えることを決める。決して国を譲ったわけではないと、どれほどの年月を掛けようと、人々の日常を取り戻すことを誓ったのである。
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