第11話の扱いについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:47 UTC 版)
「ぐんまちゃん (アニメ)」の記事における「第11話の扱いについて」の解説
第11話について、群馬テレビでは放送を見送り、第1話を再放送することを2021年12月11日(当初の放送予定日である、12月12日の前日)までに決定した。第11話では公営競技である競艇(ボートレース)を取り扱う内容があり、「日本民間放送連盟(民放連)が規定する放送基準第91条『青少年の射幸心への影響』に抵触することなどを考慮した」と説明している。この作品を巡っては第4話でも番組内で競輪(後述の「競埴輪」として)を取り扱う内容があったため、(群馬テレビの放送エリアである)群馬県内の視聴者から「子ども向けアニメなのに公営ギャンブルを扱うのは不適切」との意見が挙がり、放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会でも採り上げられるなど、問題視されていた。これらについて、群馬テレビに対してという形でBPOから報告がなされ、群馬テレビ内で検討の結果放送見送りとなった経緯がある。この群馬テレビの報告を受け、BPOでは「これ以上検討する必要はない」と結論付け、事実上不問とした。 なお、群馬テレビ以外のネット局・ネット配信では、放送内容を精査した上で通常通り放送することを決め、実際に順次放送・配信を行った。そのため、結果的にはぐんまちゃんの地元である、群馬県の群馬テレビのみが放送見送りとなった。 群馬テレビのみが放送自粛と、他局とは異なる対応をとったことについては、賛否両論ある。群馬県知事の山本一太や、公営ギャンブル場がある前橋市(前橋競輪場)・みどり市(桐生競艇場)・伊勢崎市(伊勢崎オートレース場)の各市長は「(群馬テレビの対応について)いろいろな考えがあると思う」と理解を示す一方で、「放送見送りには違和感がある」「これらの公営競技に従事して雇用を得ている人に、自分の仕事は子どもに見せてはいけないものかのような印象を与えたら残念だ」などの意見が挙がっている。
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