第1、第2の哨戒 1943年6月 - 1944年2月
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「ミンゴ (潜水艦)」の記事における「第1、第2の哨戒 1943年6月 - 1944年2月」の解説
6月25日、ミンゴは最初の哨戒でパラオ方面に向かった。7月12日夕刻、ミンゴは北緯01度00分 東経142度59分 / 北緯1.000度 東経142.983度 / 1.000; 142.983の地点で4隻の輸送船からなる輸送船団を発見。2隻の輸送船に対して魚雷を3本ずつ発射し、6,000トン級輸送船に魚雷が4本命中して撃破したと判断される。パラオ近海に到着後の7月26日には、北緯03度44分 東経134度27分 / 北緯3.733度 東経134.450度 / 3.733; 134.450の地点で単独航行中のタンカーを発見して魚雷を4本発射するが、これも命中しなかった。8月1日夕刻、ミンゴはソロール島(英語版)沖に浮上し、送信塔に対して3インチ砲弾を70発ほどを撃ち込んだ。8月6日午前、ミンゴは北緯13度50分 東経133度15分 / 北緯13.833度 東経133.250度 / 13.833; 133.250の地点で第31号哨戒艇が護衛するオ003船団を発見し、魚雷を4本発射するも命中せず、第31号哨戒艇の反撃を食って退散した。8月21日、ミンゴは41日間の行動を終えて真珠湾に帰投した。 9月29日、ミンゴは2回目の哨戒でマーシャル諸島、カロリン諸島およびマリアナ諸島方面に向かった。10月8日にエニウェトク環礁を偵察し、環礁内に在泊艦船がいないことを確認。コスラエとポンペイ島を偵察の後、10月16日午後には北緯11度03分 東経151度23分 / 北緯11.050度 東経151.383度 / 11.050; 151.383の地点で空母と4隻の「新型駆逐艦」を発見し、魚雷を6本発射。直後から爆雷攻撃を受け、その数は21発を数えた。目標の空母については、加賀級空母であろうと推定され、2本が命中したものと判断された。実際の相手は空母冲鷹であり、特に被害はなかった。10月20日には北緯07度49分 東経149度11分 / 北緯7.817度 東経149.183度 / 7.817; 149.183のプンナップ島近海で10,000トン級タンカーと2,000トン級輸送船あるいはタンカーからなる輸送船団を発見し、追跡を行う。しかし、夜に入ったところで護衛艦に二度発砲され、攻撃できなかった。10月25日から11月6日まではサイパン島およびグアム近海で哨戒を行った。11月20日、ミンゴは53日間の行動を終えて真珠湾に帰投。「H.O.R.エンジン搭載艦は1隻残らず、暫時エンジンを換装するように」という合衆国艦隊司令長官兼海軍作戦部長アーネスト・キング大将の命令により、該当艦であるミンゴも換装することとなってメア・アイランド海軍造船所に回航され、GM社製278A16気筒エンジンに換装した。換装後、1944年2月3日に真珠湾に戻ってきた。この間、艦長がジョゼフ・J・スタリー少佐(アナポリス1934年組)に代わった。
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