第二楽章_(さだまさしのアルバム)とは? わかりやすく解説

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第二楽章 (さだまさしのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/27 09:05 UTC 版)

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第二楽章
さだまさしスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル フリーフライト
プロデュース 渡辺俊幸
さだまさし
チャート最高順位
さだまさし アルバム 年表
もう来る頃…
(オリジナル・アルバム)
(2012年)
大変なンすからもォ。
(きだまきしとTake It All JAPAN)
(2012年6月)
天晴〜オールタイム・ベスト〜
(ベストアルバム)
(2013年6月)
第二楽章
(2014年)
風の軌跡
(2015年)
『第二楽章』収録のシングル
  1. 「残春」
    リリース: 2014年4月2日
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第二楽章』(だいにがくしょう)は、シンガーソングライターさだまさし2014年9月10日に発表した、ソロ38枚目、グレープ時代から通算すると42枚目のオリジナル・アルバムである。

概要

前作『もう来る頃…』から2年ぶりのオリジナル・アルバムで、先にシングルで発売されていた『残春』や他人に提供した曲のセルフカバーなども収録されている。アルバムタイトルは、さだによればキャリアは40年を超えたが「まだまだ第一楽章が終わったばかりだぞ、という自分への戒めのつもりだ」(ライナーノートより)。

当初はプロデューサーの渡辺俊幸、後輩で親交のあるTHE ALFEE高見沢俊彦と3人で全曲コラボレーションのアルバムを目指そうとしたが、3人のスケジュール調整が付かなかったために断念し、他人への提供した楽曲などを含めて再構築された形になっている。

このアルバムのアートディレクション箭内道彦が担当しており、若き日のさだをイメージした若手俳優の高杉真宙の写真を使用しているが、100枚に1枚の割合で2014年現在のさだ本人の写真が使用されたジャケットのバージョンもプレスされた[1]

セールス的にはオリコンチャート初登場7位となり、前作『もう来る頃…』(9位)、2013年リリースのベストアルバム天晴〜オールタイム・ベスト〜』(3位)と3年続けてトップ10入りしている。

収録曲

  1. 遠い夏(シネマ・ヴァージョン)
    日本音楽事業者協会の創立50周年記念作品であるアニメ映画ジョバンニの島』挿入曲。アルバムのオーバーチュアとして置かれた。映画で使用されたのはギターとさだのハミング版で、これはこの映画の原作・脚本を手掛けた杉田成道の希望で採用された。杉田は、かつてさだが主題歌を歌ったフジテレビのドラマ『北の国から』の演出家であり、その繋がりから『北の国から〜遥かなる大地より〜』のイメージを映した曲になっている。
  2. 夢の轍
    橋幸夫への提供曲。タイトルは1982年のさだのアルバム『夢の轍』と同題である。
  3. さくらほろほろ
    島根県邑南町イメージソング。日本香堂「毎日香」CMソング。
  4. 茨の木
    小林幸子への提供曲。2008年のさだの小説と同題である。
  5. 残春
    2002年のさだの短編小説集『解夏』収録の「サクラサク」が田中光敏監督によって『サクラサク』として映画化され、その主題歌として作られた。唯一先行シングルでリリースされている曲である。
  6. 十三夜
    鈴木雅之への提供曲。
  7. 家路
    ハウス食品「北海道シチュー」CMソング。2021年からはさだが観光大使を務める新十津川町の防災行政無線にて18時の時報メロディチャイムに採用されている[2]
  8. 豆腐が街にやって来る
    盟友渡辺俊幸が音楽を担当したアニメ映画『宇宙兄弟#0』挿入曲。さだ自身も豆腐屋のオヤジ役の声優として映画に出演している[3]
  9. 死んだらあかん
    2013年にNHKで往年の番組「夢であいましょう」をさだが再現した際に、友人である笑福亭鶴瓶が歌う曲として書かれた曲。このため、歌詞は関西弁である。
  10. 君は歌うことが出来る
    当初のアルバムのコンセプトであったさだ・渡辺・高見沢が組んだ曲で、「さださんってプログレですよね」と評している高見沢のアレンジによってキング・クリムゾン風のサウンドになり、そこにさだがマハヴィシュヌ・オーケストラのヴァイオリニスト・ジェリー・グッドマン的なヴァイオリンを少し足している。2014年8月からのNHK今夜も生でさだまさし』オープニング・テーマ曲。
  11. 遠い夏〜憧憬〜
    冒頭に収録された『ジョバンニの島』挿入曲に歌詞を付けて新たに製作された楽曲。アルバムの最初の曲と最後の曲を同じ曲にする手法は、さだのソロ1枚目の『帰去来』(1976年)以来、『Glass Age』(1984年)・『逢ひみての』(1993年)などでも使用されているが、今回も同様の方法を使用している。

作詞・作曲・編曲

  • 作詞:さだまさし
    1曲目の「遠い夏(シネマ・ヴァージョン)」は歌詞が無いので、作詞なし。
  • 作曲:全曲さだまさし
  • 編曲
    • 「遠い夏(シネマ・ヴァージョン)」 編曲:さだまさし
    • 「夢の轍」「さくらほろほろ」「茨の木」「残春」「十三夜」「家路」「豆腐が街にやって来る」 編曲:渡辺俊幸
    • 「死んだらあかん」「君は歌うことが出来る」 編曲:高見沢俊彦 弦編曲:渡辺俊幸
    • 「遠い夏〜憧憬〜」 編曲:さだまさし 弦編曲:渡辺俊幸

主な参加ミュージシャン

参考資料

  • 『第二楽章』 ブックレット

脚注

外部リンク


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