神奈川大学人文学会とは? わかりやすく解説

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神奈川大学人文学会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 13:42 UTC 版)

無限革命論」の記事における「神奈川大学人文学会」の解説

1953年、神奈川大学人文学会は「人文科学に関する学術研究」し、「社会一般文化的進歩貢献」するために設立外国語学部および人間科学部所属する教員、および、これら人文系学部・大学院ゼミナールにおいて学修する学生学生会員として学部会を運営)によって構成大学本体から独立した組織となり哲学研究の場となっている。小野地健は、日本各地に伝わる八百比丘尼伝承人魚伝承)を研究し不老不死日本人死生観研究した神奈川大学上原雅文らの人文学会の共同研究グループ自然観東西比較」の『古事記』『日本書紀』風土記『万葉集』自然観原始神道)の研究もあり、西洋哲学ギリシア以来哲学的概念使用して様々な思想考察してきた伝統があるに比して中江兆民が「我日本古より今に至る哲学無し」(『一年有半』)と言ったとされるが、日本では中国をはじめアジア諸国でも)、一貫した概念の歴史積み上げがなかったとし、西洋超越観念との「比較」を行うための前提としての東洋神・仏や天などの超越観念対す一貫した研究をする必要があるとし、まずは日本展開してきた自然観を、つまり「自然」・「超越観念」・「人間」という三項の体系の中での自然の意味を、歴史的に叙述しようと試みている。 葦原中国あしはらのなかつくに)は、磐根(いはがね)・木(こ)(かぶ)・草葉(かやのは)も猶(なほ)し能く言語ものいふ。夜は煙火(ほへ)の 若(もころ)に喧響(おとな)ひ、昼は五月如( さばへな)す彿騰(わきあが)る。 — (『日本書紀』神代第九一書第六)(151 頁) 彼の地葦原中国)に、多(さは)に蛍火なす光る神と声(さばへ)なす 邪神( あしきかみ)と有り。復(また)、草木みな能く 言 語( ものいふ)こと有り。 — (『日本書紀』神代第九正文昔者(むかし)、この川の西に荒ぶる神有り。路(みち)行(ゆ)く人多(さは)に殺害(こ ろ)され、半ばは凌しのぎ、半ば殺しにき。 — (『肥前国風土記』) などの、『日本書紀』、『風土記』などの文献に、光る神邪神( あしきかみ)、荒ぶる神などの自然への畏怖対象となる神が登場する指摘し、岩・草木わき上がるような(「彿騰わきあがる」)威力持った存在様態が、「神」邪神」と表現され意味づけ逸脱した不可思議な「もの」の様態「神」捉えられており(古語「もののけ」の「もの」に近い))。人々意味づけられた自然物背後に、意味づけ以前の「もの」を想定し、それを「神」名付けたであろう推察している。(隙間の神(すきまのかみ、英: God of the gaps)、現時点科学知識説明できない部分、すなわち「隙間」に神が存在するとする見方理論参照

※この「神奈川大学人文学会」の解説は、「無限革命論」の解説の一部です。
「神奈川大学人文学会」を含む「無限革命論」の記事については、「無限革命論」の概要を参照ください。

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