石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足の意味・解説 

石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 06:22 UTC 版)

萩尾信也」の記事における「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足」の解説

萩尾信也は、2003年第3回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」を受賞した受賞作品は、新聞連載された「生きる者の記録」。応募総数119件の中から「文化貢献部門」で、佐藤健萩尾下取材班の大賞受賞だった。 同賞は、建学以来学問独立」という理念のもと、進取精神理想追求する優れた言論人ジャーナリスト多数輩出してきた早稲田大学で、ジャーナリスト育成支援発掘表彰寄与することを目的として2000年平成12年)に制定され賞である。表彰2001年平成13年第1回)から。賞の名称は、同校卒業生ジャーナリストエコノミスト政治家首相として活躍した石橋湛山いしばし たんざん)の名前を冠としている。時代流れおもねることなく自由主義に基づく高い理想掲げ独立不羈(ふき)の精神優れた言論活動展開した石橋湛山を、早稲田建学理念体現した言論人であるとしている。 萩尾大賞受賞先立ち選考委員代表し大賞作品について講評したノンフィクション作家佐野眞一氏は、「人権問題記者クラブ制度弊害など、現在、ジャーナリズム危機的状況にある。21世紀既存ジャーナリズム冬の時代迎えるだろう。それを何とかして突破しようとする意志感じられた。私の尊敬する民俗学者宮本常一言葉に『記憶しなければ記録とどめられない』という言葉があるが、私はこの言葉自分なりに記録しなければ記憶とどめられない』と読み替え自分言い聞かせてきた。大賞3作品ともに、我々が記録しなければ我々の時代将来残らない次代の人に記憶として刻まれないのだという志の高さを感じた。紙の碑、映像の碑を、この非常に不透明な虚無感の漂う時代作り上げていくのは大変困難なことであるが、それをやってのけた受賞者改め祝福言葉贈りたい」と称賛したまた、萩尾受賞作品(「生きる者の記録佐藤健取材班)について、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞作品詳細第3回公式サイトでは、「末期ガン闘病記はとくに珍しいものではない。現役新聞記者自分自身病い題材にして同時進行ルポを書くという企画疑問がないでもない。しかし、これが『単なる感傷的な読物に終わらなかったのは、当人サポートする取材班の客観的な視点多く読者からの反響後押しであった読者をも巻きこんで死生観について考えてみるという双方向的な紙面作りは、新聞新し可能性探ったもの』といえる一人の死が生へエネルギーをも揺り動かすということで、この企画充分に意味を持った。」と大賞贈呈理由述べている。

※この「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足」の解説は、「萩尾信也」の解説の一部です。
「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足」を含む「萩尾信也」の記事については、「萩尾信也」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足」の関連用語

1
54% |||||

石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞 補足のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの萩尾信也 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS