見田宗介
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見田 宗介(みた むねすけ、1937年8月24日 - 2022年4月1日[1])は、日本の社会学者。東京大学名誉教授。学位は、社会学修士。専攻は現代社会論、比較社会学、文化社会学。瑞宝中綬章受勲。社会の存立構造論やコミューン主義による著作活動によって広く知られる。筆名に真木悠介がある。著書に『現代社会の理論』(1996年)、『時間の比較社会学』(1981年、真木名義)など。
注釈
- ^ (インタビュアーの「小学校で「資本論」を読んだという逸話は本当?」という質問に対して)「面白がって言う人がいたみたいだけど、違います。正確にはヘーゲルの論理学。失業中の父が家で学生などを集めて読書会をしていたんです。僕が寝る部屋だったので、仕方なく岩波文庫を一冊もらって参加していた。……物事を一面から見てはダメで、必ず反対の立場からも見る。その上で両方の見え方を統合して全体を見晴らす。そういうヘーゲルの方法論は、世界が開かれたように思えた。この考え方は、現在の研究でも役に立っています」『朝日新聞』2016年1月20日号「(人生の贈りもの)わたしの半生 社会学者・見田宗介:3」
出典
- ^ a b c “社会学者の見田宗介さん死去 84歳 「現代社会の理論」”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. (2022年4月10日) 2022年4月10日閲覧。
- ^ a b c “社会学者の見田宗介さん死去 東大名誉教授、現代の構造分析”. 一般社団法人共同通信社. (2022年4月10日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ 『朝日新聞』2016年1月21日号「(人生の贈りもの)わたしの半生 社会学者・見田宗介:4」
- ^ 柄谷行人・見田・大澤真幸『戦後思想の到達点 - 柄谷行人、自身を語る 見田宗介、自身を語る』 NHK出版、2019年、244頁。
- ^ 宮台真司・北田暁大『限界の思考 - 空虚な時代を生き抜くための社会学』 双風舎、2005年、122頁。
- ^ 『朝日新聞』2016年1月28日号「(人生の贈りもの)わたしの半生 社会学者・見田宗介:9」
- ^ 西部邁『剥がされた仮面 - 東大駒場騒動』(文藝春秋、1988年)、西部邁『学者 - この喜劇的なるもの』(草思社、1989年)。ISBN 978-4163424804
- ^ 見田宗介「孤独な鳥の条件―中沢新一人事の祭りの決算」『朝日新聞』1989年4月19日号(2022年4月10日、朝日新聞記事データベース『聞蔵Ⅱ』にて閲覧)。
- ^ 平成29年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者 / p.18 / 内閣府 - ウェイバックマシン(2023年1月26日アーカイブ分)
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